スタンガン娘「観念しなさい!」テロリスト「ま、待て! 私は君を助けに……!」
1- 20
3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:28:11.59 ID:wSMTfuWsO
「今日からこの部屋の中で自由に過ごしてください。外出は出来ませんが、三食きちんと食事を食べ、睡眠をしっかりとって健康体でいる限り、私共が干渉することはございません。それではどうぞごゆるりと、お寛ぎくださいませ」

栽培センターから直送で運ばれたその施設は、病院とホテルが合体したような建物だった。
あてがわれた部屋はそれなりに広く、テレビやゲーム、漫画などの娯楽が充実していて飲み物や食べ物にも困ることはなく、これが噂に聞くところの漫画喫茶みたいな空間だと思われた。
しかし、そんな居心地の良い部屋から一歩出れば、そこは紛れもなく病院であり、白い壁と冷たいリノリウムの床がどこまでも続いていた。

「順番にお呼びします。ご心配なさらずに」

順番に呼ばれて、臓物を引きずり出される。
まるで狼の巣に迷い込んだ赤ずきんである。
そんな状態でのんびり出来るのか、自分でも自信はなかったが、案外、すぐに順応出来た。
なにせ、今さっきここへ連れてこられたのだ。
順番待ちの最後尾なのだからまだ平気だろう。

そんな気楽な気持ちで、1週間ほど経過して。

ズズンッ……!

「ん?」

夜中に揺れを感じて目が覚めた。
なんだろう、今のは。地震だろうか。
いや、違う。廊下の奥から銃声が聞こえる。

室内に非常灯が点き、警報音が鳴り響いた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
20Res/18.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice