工藤新一「お前、案外可愛いとこあるよな」宮野志保「か、かわっ……!?」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/18(火) 23:24:38.80 ID:5ksJ/A01O
「読者は私がたくさんの冒険をしたとお思いだろう。何より偉大で輝かしい冒険がこれから私を待っています」ーーアーサー・コナン・ドイルーー

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/18(火) 23:27:10.69 ID:5ksJ/A01O
黒の組織との決着がつき、私は自身が開発したAPTX4869の解毒薬によって宮野志穂へと戻ることが出来た。無論、彼も本来の姿に戻った。

「宮野、そこの資料を取ってくれ」
「そこのって、どれよ?」

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/18(火) 23:31:31.04 ID:5ksJ/A01O
「所長、遅いわね」
「どうせ競馬か競艇だろ」

難事件を解決して、ひと息つく。暫しの休憩。
茶葉で淹れた紅茶を差し出しつつ、この頃ちっとも仕事をしているところを見ない、この探偵事務所の所長の動向を気にすると、彼は特に気にしていない風にして、紅茶を啜った。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/18(火) 23:33:04.64 ID:5ksJ/A01O
「連絡してみたら?」
「いや、大学の講義中だろうからやめとく」

彼の幼馴染みであり恋人でもある毛利蘭は、地元を離れて、遠くの大学に進学した。
彼女曰く、散々人のことをほったらかしにした罰であるらしく、身を以て寂しさを知れとのことで、戻って早々に距離を置かれたらしい。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/18(火) 23:35:33.25 ID:5ksJ/A01O
「で、どうして大学に進学しなかったんだ?」
「もう研究室はこりごりだから、いいのよ」

うんざりした口調でそう説明すると、彼なりに気を遣ったらしく、それ以上追求しなかった。
私の研究は、沢山の人の命を奪った。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/18(火) 23:37:51.61 ID:5ksJ/A01O
「ところで、工藤君」
「なんだ、新しい事件か?」
「事件というほどのことではないけど」

このまま私だけが照れているのはあまりに損だと思って話題を打ち切ると謎に飢えた彼が物欲しそうに事件をねだるので、提供してあげた。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/18(火) 23:40:23.48 ID:5ksJ/A01O
「コナンが居なくなった今となっては眠りの小五郎の異名も地に落ちたが、こうして工藤新一が新米名探偵として活躍している現状、探偵事務所の稼ぎは充分だから、わざわざ銀行に穴を掘って盗みに入る必要もない……と、すると」
「勿体ぶってないで早く結論を言いなさいよ」

焦れた私が急かすと、彼は意地悪そうに含み笑いを浮かべて、そんな陰険な仕草にときめく。

以下略 AAS



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