森嶋帆高「俺は、そんな夏美さんが好きですよ」須賀夏美「へっ?」
1- 20
15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:39:33.91 ID:jYVo7zbZO
「夏美さん、もう我慢しなくて結構ですよ」
「いいの……?」
「はい。ようやく覚悟が決まりました」

やっぱりこの人は大人だ。
子供の僕を待っていてくれた。
ちゃんと受け入れられるようにと。
必死に尿意を堪えて、歯を食いしばって。

「だからもう我慢しないでください」
「もう、いいの? 出しちゃって、いいの?」
「はい。いいですよ。出しちゃってください」
「帆高くん、私のこと、嫌いにならない……?」
「っ……嫌いになんて」

ここであなたを。
嫌えたならば、どんなに良かっただろうか。
ここであなたを見捨てたら。
僕はきっと、僕じゃなくなる。だから。

「須賀夏美っ!!」
「は、はいっ!」
「僕はあなたをっ! あなたのことが!!」

知れず、雨粒が頬を伝っていて。
そっと、優しい指先に拭われた。
困ったようにはにかんだ夏美さんは、既に。

「ごめんね……もう、漏らしちゃった」
「フハッ!」

ごめんなさい。僕も、愉悦を漏らしました。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
22Res/21.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice