森嶋帆高「俺は、そんな夏美さんが好きですよ」須賀夏美「へっ?」
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:41:05.91 ID:jYVo7zbZO
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

雨。雨、雨、雨。僕の大嫌いな、雨。
雨が降っている。降り止まぬ、雨が。
もしも、それが大好きなお姉さんの。
おしっこだったとすれば、どんなに。

「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

ああ、気分が良い。至高の愉悦に浸る。
鳴り止まぬ哄笑が天空高く轟いて。
雨雲が失せて、空が晴れ渡っていく。
人柱とはよく言ったものだと思う。
いまの僕はまさに、フハ柱であった。

「あれ? ここは……?」

ふと気づくと、そこは事務所ではなくて。
まるで分厚い雲の上のようなそんな場所。
どうやら僕も随分と遠くまで来たらしい。

「夏美さん……?」

尋ねても返事はない。僕は孤独だった。
たぶん、このまま独りきりで消えるのだろう。
それでも不思議と怖さは感じないのは何故か。
きっと、僕の愉悦が雲の下を明るく照らしているから。100%のフハ男として、至上の悦びだ。

「これでいいんだ。これで……」

父さん。僕はやったよ。僕は世界を救った。


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