15:名無しNIPPER[saga]
2020/04/14(火) 23:15:12.00 ID:es/Qb5Nf0
 双葉はあまり自信が無い。「胸も無いし、チビだし、ガリガリでガキみたいだ。女としての魅力は無いと思う」と俺に言った。 
 「そんな私じゃあいつを釣り合わない」と愚痴をこぼした。なんてこと考えたことも一度や二度や無いことも知っていた。 
 「だから、お前の女関係は不問にしてやる。もう、あいつを共有できるだけ、ましってことだから…」 
 「さて、もうひと頑張り」 
 双葉は残業に取り掛かるのであった。 
 そんな双葉に声をかける 
  
 「お疲れ」 
 「ん__。」 
  
 しばらく仕事に集中している双葉に声をかける 
 いつも迎えに行く。嫌な顔しないで、いつものようににやけ顔。と言われる。そんな顔なのか? 
 「どう仕事は?」 
 「んー、いまいち、行き詰まってる」 
 「どこ?」	 
 双葉から仕事を伝えてもらった。 
 俺は学業が得意だ。正直海外の有名大のエリートとして留学しておかしくない頭脳の持ち主である。 
 まあ……素行のせいで日本の学府が限界だったが、それでも優秀な頭脳を持っている。 
 理系専門の双葉の仕事ですらついていける。ちなみに俺は非常勤の研究員ということにしているので問題ない。 
 所長も俺の頭脳が欲しいんだ。こういう俺の素行に不問してくれる所長も中々の悪党だ。 
  
 「前の実験には成功したんだけど、まだ過程が完全に完璧にいかない。これじゃ実用化難しい」 
 「ふーん」 
 俺は研究資料をみる。なるほど、実験の実用性というわけか…… 
 「なぁ…何も前のやり方にこだわる必要は無いんじゃないか?」 
 「え?」 
 「ほら、体内に吸収しやすい成分の混合する方法でどうだ?」 
 「あ!」 
 俺の助言を聞き入れ、それで実験を再開すると 
  
40Res/33.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20