379: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/02(日) 01:25:00.20 ID:vkDwoDkDo
町長に頼んで宿を確保した二人は、まっすぐ大学へと向かった。
開拓者「2週間前と様子は変わっていないな」
画家「亜熱帯総合大学? なぜ大学へ?」
開拓者「ここの学食が美味いんだ」
画家「あっ、この炒め物美味しい」
開拓者「だろう。このメニューには俺は関わっていないからな。純粋にこの町の食文化のレベルの高さがうかがえる」
画家「このメニューには、ですか?」
開拓者「そういえば言っていなかったか。この大学の建築には俺が関わっている」
画家「そ、そうだったんですか!? そっか、ここが……」
画家「絵になる町を作ったのもすごいですけど、この大学もすごい仕事です」
開拓者「いや、まあ、普段はもっと大きな町を作っているわけなんだが……」
画家「そうでした!」
開拓者「お前の住んでいる緑の町も、俺が作った町だしな」
画家「えっ、それは初耳です……!」
開拓者「言ってなかったか?」
画家「私は聞いてませんよ! と、ということは私はずっと前から開拓者さんのお世話になっていたんですね」
画家「不自由なく生活できるのも、絵を描いていられたのも開拓者さんのおかげ……」
開拓者「それは大げさだ」
開拓者「俺が世話するのは苗を植えるところまで。それを枯らすも大樹に育てるも、町民の働き次第だ」
開拓者「感謝するべきは、お前のご両親、そして身の回りの人々に対してだな」
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