綾波レイ「碇司令。ふーふー、しますか?」碇ゲンドウ「ああ、頼む」
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16:名無しNIPPER[saga saga]
2020/07/17(金) 00:45:40.32 ID:K9DhxrLpO
「あ、開かない!? なんで!?」
「シンジか。遅かったな」
「父さん!?」

なんとトイレは使用中であり、中に入っていたのは姿の見えなかったゲンドウであった。

「悪いが、ここは使用中だ。あと小一時間は出れそうもない。他を当たれ」
「そんな!?」

どうやらシンジと同じくおかわりを繰り返したゲンドウの味噌汁にも、ポカポカして欲しい綾波レイからの贈り物が混ざっていたらしい。

「お願いだから早く済ませてよ!?」
「それは出来ない相談だ。思えば、ユイもこうして悪戯をすることがよくあった。その経験から、私はトイレを先に確保したのだ」
「そんな昔話は今はどうだっていいよ!?」
「まあ、聞け。ユイは腹痛に喘ぐ私のことが世界で一番好きだと……」
「どうだっていいって言ってるでしょ!?」

実の父親の惚気話という世界でもっともどうでも良い話を聞かされたシンジは流石にキレて地団駄を踏む。

そんな聞き分けのない息子を諭すことを諦めたゲンドウはトイレの中から携帯端末によって各所に指示を出した。

「冬月か。私だ。ああ。どうやら時が来たようだ。あとのことは手筈通りに任せた」

まるでこうなることは折り込み済みであるかのような業務連絡にシンジの憤りが募る。


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