少女「ボク、魔王になってもいいですよ」
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2: ◆AhbsYJYbSg[saga]
2020/07/23(木) 19:39:15.01 ID:90W1dByK0

 ボタタッ

シスター「え……な、なん……で?」ゴフッ

勇者「えっ? だってヒーラーを先に潰さないと、他の奴を回復されちまうじゃねえか」ズッ…

 ドサリ

闘士「しっ、シスター! 貴様ァア! なに」

 ザンッ ゴロン

魔道士「ゆ、勇者よ。育ての親であるわしを傷」

 ザシュッ ゴロン

勇者「ふう、終わった終わった。これで俺だけは助かるんだよな、魔王。
 いや……魔王様」

 ふう……

魔王「約束は守るよ。ま、僕が観たかったショーとは大分違ったけど。
 しかしなんの躊躇もなく首をはねるなんてね。大切な仲間だったんじゃないの?」

勇者「大切な仲間だったぜ。自分の命の次に、な。
 俺たちの力じゃどう足掻いても敵わない。だからあんたの提案に乗るしかなかったんだ。
 他人の命なんてしょせん二の次、自分の命が一番大事だからな」

魔王「ふふ、気に入ったよ。もし望みがあるなら叶えてあげる」

勇者「えっ。命を助けてくれる上に望みまで叶えるなんて、あんた神か?」

魔王「大抵のことは叶えてあげられるよ。一国の王なんてのはどう?」

 ズリ……ズリ

勇者「悪くねえな。あと、欲を言えば美人の嫁さんがほしいかな」

 ズリ……ズリ


シスター(闘士……死ぬならせめて、貴方のそばで……っ)ズリ…ズリ


魔王「おや? まだ仕留めきれてないみたいだよ」

勇者「げっ。まじかよ。やっぱ首をはねるのが一番確実だよな……っと」ヒュン

 ザンッ!



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