39: ◆AhbsYJYbSg[saga]
2020/07/26(日) 19:43:28.90 ID:JNQuZ7oj0
ゴホン
闇医者「まあとにかく、君の持ってる毒はすごいよ。あとはどうやって武器にするかだね。
敵の口に特攻するだけじゃ、ちょっとバリエーションに欠けるし」
少女「うっ……もうそのことはいわないでください」カアッ
闇医者「アハハ、黒歴史ってやつだね。大丈夫、これから色々学んでいけばいいさ」
少女「毒を出せることは出せるんです。でも全身から汗みたいに出て、周りを毒で汚してしまう。
……以前もきれいな花を枯らしてしまいました」
闇医者「そっか。でも、定期的に毒を出すのはいいことだよ。毒は使わずに貯めておくと、毒性が低くなってしまうからね」
少女「そうなんですか」
闇医者「うん。だけどそうだね、毒を出す範囲をコントロールできれば、色々便利になるんだろうけど──」
ガサガサ
少女「?」クルッ
ザザッ……ガサッ
魔物「グオオオン!」
ズシン ズシン
闇医者「スピアーベア!? しかも頭部が赤いってことは群れの長だ。なんでこんな場所に!?」
闇医者(くそ、やっぱり竜の影響が薄れてるのか)
魔物「グルルル……」ジッ
少女「……?」ビクッ
闇医者「! 危ない生贄ちゃん、逃げ──」バッ
ブオンッ ザシュッ
闇医者「……!」グラッ
ドサッ
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