タツマキ「このハゲも一緒に暮らすから」ブブキ「はあっ!?」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/24(金) 22:22:17.99 ID:5NhpqbcGO
「はあ……はあ……無理よ、もう限界!」
「くっ……ちょっとサイタマ! アンタ、その場で思い切りジャンプしなさい!!」
「おお! よし、わかった!」

姉と共に鼻血が出るくらい能力を発動するも僅かに浮かせるのが精一杯であり、あまりの重さにキレた姉がサイタマに垂直跳びを命じた瞬間、目の前を何かが通り過ぎた。

ドヒュンッ!!

「わっ!?」

それと同時に彼の重さがすっぽ抜けて、私はマンションの庭で尻餅をついてしまった。

「えっ!? な、なに!? 今の!?」
「あのハゲ。自力で届くじゃないの」
「あっ……」

動転する私とは対照的に、姉は別段驚きはないとばかりに腕組みをして、空を見上げていてそれにつられて夜空を見ると、彼が居た。

『な、なんだ貴様は!? 生身の身体でどうやってこの高度まで飛んできた!?』
「垂直跳び」

動揺する怪人にいつも通り飄々と事実を告げるサイタマは当然、雷雲の怒りを買い。

『ふざけるな! 黒コゲにしてやる〜っ!!』

ゴロゴロ! ピシャンッ! バリバリバリバリ!

夜空に紫電が迸って、サイタマに直撃。
目が眩む閃光と鼻をつくオゾンの匂い。
光の奔流が収まり、再び闇が空を覆う。


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