高森藍子が一人前の水先案内人を目指すシリーズ【ARIA×モバマス】
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40: ◆jsQIWWnULI
2020/08/16(日) 18:48:43.69 ID:zzfrO0HF0
漕いでいると、いつの間にか開けた場所に出た。狭めの一本道の水路がドンとあるにしては、やけに周りに何もない場所だ。

どっどっどっど

周りを見回していると、前から中型の船がやって来た。私はその船にぶつからないように端に寄りつつ、その船が起こすであろう波にバランスを取られないようにするために身構える。

じゃぼん じゃぼん

と中型の船が通り過ぎるなかで発生する波をなんとかいなしながら前に進む。

「……ふう……」

ようやく波が収まって、私は一旦息を吐く。アイさんが振り返って言う。

「今の、よくこなしたね」

「は、はい」

「今から行くところは、観光地としても有名だから、さっきみたいに大きな船との対面通行も頻繁に起きるの。だから、漕ぎ手の技量が問われるんだよ」

「そうだったんですか……」

「うん。藍子ちゃんが一人前の水先案内人になったら、今から行くところにもいっぱい行くことになるだろうから、今のうちにいっぱい練習しておかないとね」

「はい!」


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