タツマキ「す、好きじゃないわよ……」サイタマ「じゃあ、やめるか?」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:55:58.58 ID:OrrkKALEO
「うわぁ……靴底がドロドロだ」

着地した瞬間、サイタマは何かを踏みつぶしたらしく、下を見ると、怪人が死んでいた。

「ま、倒したからいっか」

どうやら彼はこの怪人と戦闘していたようで、その余波で吹き飛ばされてきたらしい。
無論、タツマキの部屋に来たのは偶然だ。
しかしそんなことは関係ない。小さく呟く。

「……会いたかった」
「あん? なんか言ったか?」

会いたかった。そう、会いたかったのだ。
眠れなくて、寂しい夜だった。故に願った。
今すぐ来いと。そうしたら本当に来たのだ。
それが偶然だろうが、そんなのは関係ない。

「ふん……よく来たわね。褒めてあげる」
「いや、怪人が居たから……」
「今日は泊まっていきなさい」
「いや、帰って靴を洗わないと……」
「なによ、今更照れることないじゃない」
「いや、照れてないんだけど……」

この期に及んで往生際の悪い奴だ。よーし。

「つまり、理由が必要なわけね?」
「は? 理由って……?」
「帰れなくなる理由をプレゼントするわ」

タツマキは世界最強の超能力者だ。
物を触れずに動かすことが出来る。
遠く離れた物も、そして、体内でさえも。

「ふんぬっ!」

ぎゅるるるるるるるるるるるるるぅ〜っ!

「ぐぎっ!?」

腸内活動を活発化させることなど、容易い。


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