35: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2020/10/04(日) 22:32:14.52 ID:hoF/GHRu0
叢雲「ねぇ砂尾さん、誰だって正直者が好きよねぇ。腹の内、一切合切ぶち撒けてくれないと、こっちだって『はい』とは言えないわ」
川 ゚ -゚)「ええ」
叢雲「お金より欲しいモノがあるんでしょ?そしてそれは、ウチでしか提供できないモノである筈よね?」
( T)「魑魅魍魎か……」
青葉「お化け屋敷でも作るんでしょうかねぇ」
不知火が腰を抜かして泣いて命乞いするレベルの眼光に貫かれ、思わず青葉と身を寄せ合った。このくだり今日何回やるんだろう
しかし彼女は大したものだ。叢雲と真正面からやり合える人物なんてそういない。ふざけてばっかのクソアマと思ったが中々どうして……
:川;゚Д゚):「アヒィその件につきましては」
いやめっちゃ怯えとるわ。過大評価だったわ。でも勇気は買う。気に入った
川;゚ -゚)「叢雲さんの仰る通り、正直なところ直接的な売り上げは二の次と考えております。最も欲しいのは、地獄の血みどろマッスル鎮守府が持つ『実力』と『知名度』です」
叢雲「広告塔ね」
川;゚ -゚)「怖いよこの人」
( T)「うん」
青葉「艦娘専門店の商品を戦場で積極的に使用してアピールしろって事ですか?」
川 ゚ -゚)「はい。良くも悪くも注目度が高い皆さま方が当社の商品を実戦で役立てて頂ければ、他の鎮守府も放っては置かないと睨みまして」
青葉「なるほど。言わば客寄せパンダですね」
川 ゚ -゚)「パンダほど可愛げは無いですが、そうですね」
青葉「一言」
客層が客層だ。CM流すより実際に戦場でデモンストレーションした方が効力があるだろう
理に適った広告方法だし、ウチを選んだ着目点も悪くない。だがこれだけじゃない。これで叢雲も俺も納得はしない
叢雲「他には?」
知名度だけで言うならば、イツクシマ作戦を成功させた青ヶ島鎮守府でも、それこそ四大鎮守府でも構わないだろう。『ウチである必要はない』
叢雲はこう訊いた。『ウチでしか提供できないモノである筈』と。つまり広告塔として使うという答えでは弱すぎる
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