小岩井吉乃「ちなみに今は何も穿いてない」 真壁政宗「わざわざ言わんでよろしい」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:26:27.55 ID:bB3VyAocO
「それで、秘密ってのはそれだけか?」
「違う。ここから先が本題」

たしかに重大ではあったが滅多なことでは使えない爆弾発言をした小岩井吉乃であったが、どうやら暴露には続きがあるようで。

「トイレで用を足している愛姫さまの見張りとして毎日付き合わされていた私は、ある日、ちょっとした悪戯を敢行した」
「悪戯?」
「愛姫さまがうんちをしている最中に、ドアをノックして豚足が来たと報告してみた」
「やめろよ! 俺をそんなことに使うの!?」

憤慨して怒鳴る。キレていい。ふざけんな。

「効果は的面で、報告するたびに愛姫さまは何度も排泄を中断して便意を堪えていた」
「なんで何回もするの!? ねえ!」
「ドア越しでもわかるくらい、愛姫さまが便座の上で飛び跳ねて、ご自分で口を押さえて、必死に荒い吐息を聞かれないようにする健気な仕草に、私は背徳感を覚えた」

ああ、なるほど。要するに、こいつが悪い。

「なあ、小岩井さん。ひとの性癖に口を挟むつもりはないけど、今回に限っては俺も自分の名前を使われているから言わせて貰うよ。やめなさい。癖になったらどうするんだ」
「残念ながら、もう遅い。既に癖になった」
「ああ、もう! 言わんこっちゃない!」

何もかも遅すぎたと悟り、俺は頭を抱えた。


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