小岩井吉乃「ちなみに今は何も穿いてない」 真壁政宗「わざわざ言わんでよろしい」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:19:31.35 ID:bB3VyAocO
「豚足」
「……その呼び方はいい加減やめてくれ」

その日、俺は師匠こと小岩井吉乃に呼び出され、残虐姫こと安達垣愛姫がいつも昼食を食べる際に使っている体育倉庫へ足を運んだ。

引き戸を開けて中に入ると埃っぽい倉庫内の真ん中に置かれた跳び箱の上にひとりの女生徒が座っていて、俺のことを"豚足"呼ばわりする彼女こそが、呼び出した張本人である小岩井吉乃であり、俺の抗議は無視された。

「用件を伝える」
「なんだ、急ぎの用か? ひとまず聞こう」
「愛姫さまの秘密を教える」

安達垣愛姫の秘密。それを暴露するらしい。
家令見習いとして安達垣愛姫の邸宅に住み込みで働いている小岩井吉乃ならば、誰にも知り得ない秘密を握っているのは必然である。
安達垣愛姫に恨みを抱いている俺からすると、間違いなく弱みとなるその秘密とやらが是が非でも知りたい。しかし、相手は曲者。

「どんな交換条件を突きつけるつもりだ?」

小岩井吉乃は、手強い。油断せずに慎重に。

「条件は特にない」
「特にない? 無条件で秘密を提供するってのか? いや、そんな上手い話は……」
「強いて言うなら……」

きた。やはり、油断大敵。生唾を飲み込む。

「少し長い話になるから、お茶でも飲みながら授業をサボって付き合って欲しい」

出された条件はあまりにも緩いものだった。
優等生の俺としてはサボるのは気が引けるが、背に腹は変えられない。頷き承諾した。

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:21:31.33 ID:bB3VyAocO
「どうぞ」
「あ、ああ……頂きます」

小岩井吉乃が持参した水筒から飲み物を注ぐと、カップからは湯気が立ち上り、埃臭い体育倉庫の中に良い香りが漂った。紅茶かな。

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:24:31.06 ID:bB3VyAocO
「げほっ……げほっ……!」
「どうしてそんなに驚いているの? 食べた以上、排泄物が出るのは当然のこと」
「そ、そりゃそうだけどさ……!」

盛大に咽せた俺を小岩井吉乃は不思議そうに見つめて、小首を傾げていた。落ち着け。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:26:27.55 ID:bB3VyAocO
「それで、秘密ってのはそれだけか?」
「違う。ここから先が本題」

たしかに重大ではあったが滅多なことでは使えない爆弾発言をした小岩井吉乃であったが、どうやら暴露には続きがあるようで。

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:29:01.82 ID:bB3VyAocO
「ここからが肝心。よく聞いて。癖になったのは私だけでなく、愛姫さまも同じだった」
「は? それって、どういう……?」
「何度も便意を堪える経験をなされた愛姫さまは、排泄中に我慢することが癖になった」

汚い。もう嫌だ。聞きたくない。帰りたい。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:30:59.19 ID:bB3VyAocO
「こ、小岩井さんはやめといたほうが……」
「どうして?」
「だっていつも転んでるし……」
「あれは演技。転ぶ際は見せパンを穿く」
「見せパンとか言うんじゃありません」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:32:41.49 ID:bB3VyAocO
「ど、どういうつもりだよ、小岩井さん!」
「初めから、このつもり」
「なんだよそれ……俺に聞かせた安達垣さんの秘密は、全部嘘だったってのかよ!?」

失望と絶望を小岩井吉乃にぶつけて糾弾すると、彼女は小首を傾げてから、首を振った。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:34:02.59 ID:bB3VyAocO
「そして今日はそれを証明する日というわけ。だから吉乃に呼んで貰ったのよ」
「俺を、嵌めたのか……?」
「乙女の秘密を知ったからには、ただでは帰さない。文句なんて言う資格はないのよ」

乙女の秘密。たしかに文句は言えなかった。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:35:13.50 ID:bB3VyAocO
「さすが吉乃のスペシャル紅茶。的面ね」
「味は確かですので」
「ふふっ。そうね。たしかに味はいいものね。飲んだあとはトイレに直行だけど」

畜生。やられた。紅茶に下剤を盛られた。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:36:58.25 ID:bB3VyAocO
「お前らも一緒って、まさか……!?」
「そうよ。私も吉乃も、既に同じ下剤を服用済み。だから、恨まれる筋合いはないわ」
「一蓮托生」

なんてこった。しかし、よく耐えられたな。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:38:43.84 ID:bB3VyAocO
「さあ、2人とも。手早く済ませよう」
「ぐすっ……どうするつもりよ?」
「3人で同時に脱糞するのさ」

俺の提案は極めてシンプルである。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:39:51.76 ID:bB3VyAocO
「こ、これでいいの……?」
「もっと寄れ。はみ出るだろ」
「ち、近すぎるわよ!?」
「じゃあ、はみ出てもいいのか?」
「ううっ……真壁のばか」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:41:03.48 ID:bB3VyAocO
「ああ、約束する。絶対に嫌わない」
「ほんと……?」
「ああ。もちろん小岩井さんのこともね」
「ん……」

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:42:16.19 ID:bB3VyAocO
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ〜っ!

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

轟く美しい便音の三重奏。そして俺の哄笑。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:43:16.04 ID:bB3VyAocO
「帰るわよ、吉乃」
「はい。愛姫さま」

安達垣愛姫はさすがというべきか、立ち直りが早く、未だに放心状態の小岩井吉乃を立たせると、糞入りのビニール袋を持たせた。

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage]
2020/10/18(日) 01:33:53.52 ID:aILBx4Blo
懐かしい名前をみると大抵あなた


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