小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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110: ◆bhlju8wMK6[saga]
2021/11/27(土) 23:07:51.56 ID:DVTuWEAg0

小林『は? ちょ、え、辞めっtて、待っ、ちょt、なn、えぇ、はああああ!?』ワタワタ

滝谷『ははは、小林さん慌てすぎw』ケラケラ

小林『なにわろてんじゃい! え?辞めたって、もしかして、私のせいで――』サアッ

滝谷『ああ、違う違う。小林さんのせいで辞めさせられたって訳じゃ全然なくて、僕が自分で辞めたってだけだよ』

小林『えぇ……?』

滝谷『小林さんが会社を出た後、僕たち他の社員は強引に通常業務に戻されたんだけど……。
   小林さんに対するあんな所業を見せられて、僕も憤懣やるかたなくてね。気付いたら退職願書いて、所長の顔に叩きつけてた』アハハ

小林『は……はああああああぁぁぁぁぁぁ!!?』ドビーン!

滝谷『いやー、叩きつけた時の所長の顔は最高だったね。
   それまで小林さんを追い出した事への安堵からかニヤニヤしてた顔が、叩きつけた後ポカン( ゚д゚)と呆気にとられてたから』アッハッハ

小林『な……』

滝谷『所長も10秒くらいしてやっと状況を飲み込めたのか怒鳴ろうとしてたけど……
   その時にはもう僕さっさとオフィスから出る所だったから、罵声を聞かずに済んだよ』

小林『え、ちょ……』ワナワナ

滝谷『あー、でも、私物は全部持ち出したから良いものの、社員証や健康保険証は後日会社に返さないとかぁ。
   結局、正式な退職手続きの為には改めて会社と話す必要もあるだろうし、面倒だなあ。全部電話や郵送で何とかならないかな――』

小林『ちょっと待って!』ワッ

滝谷『……何だい? 小林さん』スゥッ……

小林『何の……つもりなの。滝谷君まで辞めるなんて、おかしいでしょ? 辞めさせられる必要があったのは、あくまで私だけで……』ワナワナ

滝谷『小林さん、気にしないで。これは僕なりのけじめなんだから』

小林『けじめ……?』




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