小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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109: ◆bhlju8wMK6[saga]
2021/11/27(土) 23:05:05.96 ID:DVTuWEAg0

小林「それでね、息を切らして私を見つけてくれた滝谷君はね〜……」

トール「はい!」フンフン

滝谷「………………………」ムズムズ



…………………………………



《〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【1年前・どこかの裏路地】



…………………………………



滝谷『――ハア、ハア…… ウッ、ハア、ハア……』ゼエゼエ

小林『……滝谷君?』グスッ

滝谷『ハア、ハア…… いや、たまたま、会えてっ、……フウ、良かったよ、小林さん』フウフウ ニコッ

小林『いや、たまたまって、全くそんな感じには見えないバテッぷりじゃ――』

滝谷『そんな事より!』パンッ

小林『!』

滝谷『どうしたんだい小林さん、こんな裏路地で地面に座り込んじゃって。地面冷たいだろうに、腰痛持ちが腰を冷やしちゃいけないよ?』

小林『どうした、って……分かってんでしょ、それぐらい』プイッ

滝谷『……そうだね、ごめん。いつでも軽口を叩いちゃうのは、僕の悪い癖だね』ハハッ

小林『…………』

滝谷『…………』

小林『……滝谷君の方こそ、どうしたの、こんな所で』ポツリ

滝谷『ん? 何が?』

小林『何って、仕事だよ仕事。暗くはなってきたけど、うちの会社なら今はまだ就業時間でしょ。こんな所で油売ってたら怒られ――』

滝谷『ああ、それなら大丈夫。会社、辞めてきたから』サラッ

小林『――――――――は?』ポカン

滝谷『うん。だからさ、小林さんが会社を出て行った後、僕もあの会社辞めてきたんだ。これで僕も小林さんと同じく無職って訳』ケロッ

小林『は……はああああああぁぁぁぁぁぁ!?』ドギャーン!




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