小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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137: ◆bhlju8wMK6[saga]
2022/05/24(火) 23:11:19.76 ID:bTM3bRGi0

【滝谷宅・玄関】

ルコア「…………すいません!ごめん下さ〜――!」

ガチャ

ルコア「!!」ピタッ

トール「――――ルコアさん」

ルコア「……トール……君……?」フルフル



トール(――ああ、私の知っている通りのルコアさんだ)

トール(明るいウェーブがかった長い髪、鮮やかで特徴的なオッドアイ、
    今時の人間の若者の様なラフなファッション、そして特大の果実が如き胸……)

トール(姿や声だけじゃない。この近距離だからこそ感じられるその匂い、そして魔力の波長に至るまで……
    幻や偽物だなんて有り得ない程に、まさしく彼女の物だ)



トール「……本当に、あなたなんですね、ルコアさん……」ウルッ

ルコア「…………………………」スッ ペタッ…

トール「へっ!? ルコアさん? 何故手を私の頬に……」

ルコア「…………………………」ペタペタモニモニ

トール「リュ、リュコアしゃ〜ん? にゃんれすか〜?」ムニムニ

ルコア「――――生きてる」ボソッ

トール「?」

ルコア「幻影でも木偶でも死霊でも複製体でもない……。容姿、声紋、虹彩、臭気、魔力波長、生体反応……
   、感知可能な全ての要素が、この子が本当のトール君である事を示している……」ブツブツ

トール「えっと、ルコアさん、その……」

ルコア「…………」ピタッ

ルコア「――――ッ!!」ダキッ!(トールに抱き着く)

トール「わぷっ!?」

ルコア「…………………………っ」ギュウウウウッ…

トール「ちょっ、もう、苦しいですって、ルコアさん……」

ルコア「……本当に、君なんだね。トール君……」グスッ

トール「……えっと、ルコアさん、私の事。覚えてらっしゃるんですか……?」

ルコア「覚えているとも……! 忘れる訳ないじゃないか、君の事を……」ギュウッ

トール「! ルコアさん……」ウルウル




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