小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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301: ◆bhlju8wMK6[saga]
2025/09/01(月) 21:32:41.71 ID:oEqW1vd60

この世界のトール(以下、トール’と表記)『………………』ズズ

小林(人型の姿……服装はまるで違う……。こっちのトールちゃんがメイド服なのに対して、あちらはローブを纏ってる。けど、容姿は瓜二つだ……!)

滝谷「半透明に透けてる……。実体のない魂、霊体ってやつかな?」

ルコア「そう。人間のお二人は気を付けて、僕達より前には決して出ないでね」ザッ

小林「は、はい……」
滝谷「了解です」ジリッ

小林(……昨日の夕食前、カンナちゃんに聞いた通りだった――)



――――――――

カンナ『――わたし達にとっては、生き物は体が死んでも、まだちょっと残ってるのがふつー』

小林『ちょっと残る……。それはその〜、いわゆる魂ってヤツ? その生物の、想いや記憶みたいなものというか……』

カンナ『そう、それ。タマシイ』

カンナ『生き物は死ぬと体からタマシイが出て、近くで浮かぶ。
    ふつーの動物やニンゲンのタマシイは、よわいから大して残らないし、少しすれば薄れてあの世に流れてく』

カンナ『けど、つよいドラゴンのタマシイは体が死んでも、はっきりしてるし、何年も残るらしい。
    まだ何か考えたり、魔法を使ったりもできるって聞いた――』

――――――――



小林(あれが、彼女が。死してなお遺るという竜の魂……!)




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