小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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◆bhlju8wMK6
[saga]
2025/09/01(月) 22:11:29.93 ID:oEqW1vd60
ルコア「っう……………………」ガクッ(膝を付く)
トール「っルコアさん! そんな、皆を庇って、直撃を受けるなんて……」バッ
ルコア「……ケホ。大丈、夫……。ちょっと焦げたくらいさ〜……」ハハ
エルマ「ちょっとじゃないだろう、その黒さっ!?」
トール’『……………………何故だ』ポツリ
ルコア「ん〜……?」
トール’『何故、防御魔法も使わず、生身で無防備に炎を受けたっ!? そんな真似をすれば、いくら貴様でもっ……』ワナワナ
ルコア「ん〜? 心配してくれてるのかい……?」フフッ
トール’『ッ! そういう事を言っているんじゃないっ! 茶化すな、いいから答えろっ!!』グアッ
ルコア「フフッ、戦いに来たんじゃない、話し合いに来たんだと示すなら……、戦う為の術は使わないのが誠意だと思っただけさ……」ググッ(立ち上がる)
トール’『誠意、だと…………?』
ルコア「そう……。ごめんね、トール君。あの日僕は、神に決戦を挑んだ君を、ただ見ているだけだった」
トール’『っ!………………』
ルコア「それが無謀な闘いで、放っておけば君が死ぬ事は明らかだった。
一方で直ぐに決断して闘いに割って入れば、僕自身も痛手は負っただろうが、君を助け出す事もできていたかもしれない」
ルコア「だけど結局僕がした事は……、君が神に致命傷を負わされたのを、遠巻きに見てる事だけだった」
ルコア「僕にはもう、君の友達を名乗る資格はない。君がさっき言った通りだよ。
僕は寂しがりの癖に友の為に立ち上がる事も出来ない只の……、臆病者だ」
トール’『……………………』
トール「違いますっ! それはあなたが中立・不干渉を貫く傍観勢で、私を助ければあなたまで各勢力から目を付けられるから……、むぐっ!?」ムギュッ
ファフニール(――黙っていろ)ヒソヒソ
トール(ファフニールさん……)モゴモゴ
トール’『……だから、贖罪の為に攻撃を生身で受けたと!? ハッ、欺瞞だな! 手前勝手な自己犠牲なんぞ……っ』
ルコア「勿論、こんなダメージで償いになるなんて思ってないさ。あの日の君の苦痛に比べればこんなもの、傷の内にも入らない」
ルコア「ただ、今は……、君に謝りたい。すまなかった……」フカブカ
トール’『っ……………………』ギリッ
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