小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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314: ◆bhlju8wMK6[saga]
2025/09/01(月) 22:15:42.36 ID:oEqW1vd60

トール’『……フゥーッ……! どいつもこいつも腑抜けた事をッ……………………!』チラッ

ファフニール「ム?」ピクッ

トール’『……もしや、貴様も何か謝ってみせるつもりじゃないだろうな!? ファフニールッ!?』ギロッ

ファフニール「……フン。俺は別に、貴様が死んだ事に対して毛程も悪いとは思っていない。
       我等混沌の竜は闘いこそ本懐。一騎で特攻玉砕など、むしろ称えるべき事だ」プイッ

トール’『(……っ! そうだ、貴様はそうだろうとも、生粋の邪竜よ……!)』ククッ

トール(ちょっとファフニールさん、空気読んで下さいっ?)コソッ

ファフニール「黙れ。……だがまあ、だからこそ」

トール’『…………?』

ファフニール「……一緒に戦ってやれなかったのは、悪かった」ボソリ

トール’『………………っ!?』グラッ

終焉帝「――ふん、お前達の責任など、あまりに瑣末なものよ……」ヨロヨロ

トール’『っ!』バッ

トール「お父さん!? 無理に歩かずとも……」

終焉帝「いいのだ、手を出すな! 言わせてくれ……」ザリッ

トール「っ! ……はい……」グッ……

トール’『何を……、何を言う気だ、貴様が……っ?』

終焉帝「……私だ。私の責任なのだ。自分の目で世界を見てほしいなどと綺麗事を言って、その実ただ娘を放任してきた私の……」フルフル

トール’『…………やめろ…………』ボソッ

終焉帝「私がもっとトールに寄り添い、共に立って世界を教える……、
    否、例えそれが困難でも、せめて互いの本心を伝え合う努力を怠らなければ、こうもすれ違う事は……」

トール’『やめろぉっっつ!!』ブンッ!(風の刃)

終焉帝「――ぐっ!!」ズバァッ!

トール「お父さんっ!!」

トール’『――貴様がッ! ――貴方がそれを言うのか!? 今更、っ、全部終わった今……!?』フーッフーッ

終焉帝「ゴフッ……、ああ、お前の言う通り、こんな言葉、遅きに失している……。その憤りは正当だ。したくば幾らでも私を嬲れ……」ガクッ

終焉帝「だが頼む、どうか、これだけは言わせて欲しい……」プルプル

終焉帝「………………トール、済まなかったっ…………!」ガバッ

トール’『………………………………っつ!!!』

トール「お父さん…………!!」

小林(あの、怖ろしい程の迫力のあった方が……)

滝谷(地に膝付けての、土下座を……!)




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