小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
↓
1-
覧
板
20
357
:
◆bhlju8wMK6
[saga]
2025/09/05(金) 21:37:10.61 ID:F5wXTSaO0
ルコア『一年前に君と小林さんが出会う為には……、
まず一年前に君がたまたまこの山に逃げ延びた上で、小林さんがたまたまそれと同じ日に泥酔して、
たまたま見知らぬ駅で電車を降りて、たまたま彷徨った森で、たまたまそこにいたトール君と出会う……という事が必要だ』
ルコア『一つ一つならともかく……、そうした偶然に偶然が全部重なる可能性がどれだけ低い確率になるかは、想像がつくだろう?』
トール『それは……、その通りかもしれませんね。だから、私の方が“イフ”だと……』
ルコア『うん。今回僕達は二つの並行世界の接触を経験した訳だけど……。
もしもっと多くの、無数の並行世界について知る事が出来たとしたらきっと、トール君が亡くなっている世界の方が多いんじゃないかと僕は考える』
トール『……………………』
ルコア『……まあ、だから何だという話ではあるんだけど。実際そうだとして、それで何が変わるという訳でもないんだ。
メインだろうがイフだろうが、それぞれの並行世界はこれからも別個に存続していくだろうし』
ルコア『それに、今話した発生確率の話もただの仮説に過ぎない。世界の法則はまだまだ未知だらけだ。
今日、結果的にこの世界のトール君と小林さんも知り合う事になった様に、運命論的に、基本二人は必ず出会う因果になっている、
なんて考える事もできる。でもっ――』
トール『――大丈夫ですよ、ルコアさん』
ルコア『っ……!』
トール『その先は、言わなくて大丈夫。ちゃんと伝わりましたから、悪意や中傷ではない、心からの忠告だって事は』ニコッ
ルコア『トール君……』
トール『要は、当たり前だと思わず大切にしてねって事ですよね? だって私達の世界、私と小林さんが出会った世界は――』
トール『――奇跡みたいな確率で生まれた、かけがいのない世界だって事だから!』パアッ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜》
トール「――こ、ば、や、し、さぁ〜〜〜〜〜〜んっ!!!」ゴオオオオ!
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
380Res/497.90 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1622983347/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice