小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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◆bhlju8wMK6
[saga]
2025/09/05(金) 22:03:34.58 ID:F5wXTSaO0
才川「なっ、ななななななな何を……!?」アセアセ
カンナ「――わかる。本当は一人で寂しいんだよね、あなたも」
才川「っな……!?」ドキッ
カンナ「でも、寂しい自分を認めちゃったら余計にみじめになる気がして、怖くて、それで周りには寂しくないって強がっちゃうんだよね」
才川「…………っ! あ、会ったばかりのあんたに何が分かるって言うの――!」
カンナ「わかる。……ううん、知ってる。だって私の大切な人も、そうだったから」
才川「…………っ!?」
カンナ「ねえ、才川さん……、ううん、才川。ともだちになろう」ギュッ
才川「!!」
カンナ「私、誰かを信じるのは怖い事だって知ってる。想いを素直に話す事は、すごく勇気がいる事も知ってる」
カンナ「――そして何より、その怖さの大きさは、そのまま仲良くしたいって願いの大きさなんだって事も」
才川「……、………っ………!!」
カンナ「そんなあなただからこそ、私、仲良くしたい。一人で頑張っているあなたを、ほんとに一人ぼっちにはしたくないの」
カンナ「だから…………、ともだち、どう?」ウルッ
才川「〜〜〜〜〜〜……………………っ!」ジワッ
才川「…………ふ、ふんっ。し、仕方ないわねぇ…………!」グシッ
生徒A(っ…………! あ、あの才川さんが折れた……! ていうか落とした……!)ザワッ
生徒C(さすが大山さん! 俺達に出来ない事を平然とやってのけるッ)ゴゴゴ
生徒D(そこにシビれる! あこがれるゥ!)ドドド
生徒B(……ところで、あんた達のそのノリは何なのよ……)
カンナ「ほんとっ? ともだちっ?」キラキラ
才川「ま、まあ私もっ? ほんの少しだけど頑なになってた所もあるかもだし?
それであなたに意地悪言ってしまったのは、ごめんなさいというか……っ」アセアセ
才川「だ、だからそこまで言うなら、私も仲良くするのは駄目じゃないというか、嬉しい、っていうか……」ゴニョゴニョ
カンナ「わーい! よろしくね、才川っ!」ダキシメッ!
才川「っっっつ!! ……………………………………ボヘッ」ボムッ
カンナ「ぼへ?」
才川「い、いや、何でもないわ! よよよよろしくね、カンナさんッ!」ワタワタ
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