キョン「手、繋ぐか?」涼宮ハルヒ「バカ。調子に乗んなっての」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2021/10/24(日) 00:30:43.70 ID:vG0bMMmYO
「なるほど。話はだいたいわかった」
「わかってくれたか」

流石は佐々木。物分かりが良いと思いきや。

「しかしながら、僕にも理解しかねる部分はある。キョン、キミの対応についてだよ」
「俺の対応に不備はなかった筈だが……」
「大有りだよ。百歩譲ってキミの主張を認めたとしても、あまりに配慮が足りていない」

はて、配慮とは。それは食えるのだろうか。

「相変わらず食えない男だね、キミは」
「お前にだけは言われたくない」

やれやれと呆れた様子の佐々木の方が食えない女であり、それでいて噛み砕いて説明してくれる良い奴だから余程タチが悪いだろう。

「まずはキョン。キミの主張はそれとして、涼宮さんの主張を考えてみたまえ」
「ハルヒの主張?」

そんなもん、ただの嫌がらせ以外あるまい。

「キョン、冷静になりたまえ。キミは主観的に物事を捉えているから涼宮さんの行動に対して憤りを抱いている。客観的に見たまえ」

客観的に見ればパンツを渡す前に洗濯することはたしかに常識的に思えるから不思議だ。

「そう。涼宮さんは珍しく、キミに対して常識的な振る舞いをした。それは何故かな?」
「だから、ただの嫌がらせだろう?」
「だから、主観的に物事を考えるのはやめたまえよ。もしかしなくてもわざとやっていることはわかっている。素直になりたまえよ」

わかってるよ。ハルヒの気遣いってことは。


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