カルネアデス・プリズム(名探偵コナン×竜とそばかすの姫)
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89:探竜唱 ◆2k5pFFm6nI[saga]
2021/12/31(金) 01:25:31.70 ID:Nw84XdKs0

「じゃあ、ナイフを発見した時鍵は開いてたの?」

尋ねたのは、入口近くに移動したコナンだった。

「ああ、開いていたそうだ」

目暮が答える。

「路留君、もう一度聞くけど鍵は掛けた?」

「もちろん」

やはり入り口近くに移動していた真純が、路留から返答を得る。

「これで僕が犯人なら、いわゆる名刺事件、と言う事になるかな」

「現場にてめぇの名刺を置いて行く、
それぐらい簡単な事件って古いデカ言葉だな」

「そして、捜査の裏を掻く為にそれをやる犯人もいる」

路留の言葉に、小五郎と佐藤が言った。

「只、客観的に見ても僕に犯行は難しいと思いますよ。
さっきも言ったけど、
僕はあの学校の吹部とエレベーターホールで合流してる。
その後で、毛利君とそこの庭で合流した。
これで僕が犯人だと言うなら、僕はジャック・ザ・リッパー並みの
早業と悪運の持ち主と言う事にならないかな」

「それは、吹奏楽部にもおいおい確認するとしよう」

路留の言葉に、目暮が言った。

「確かに、その状況でこの鍵だと別の可能性を考えた方がいいかな?」

「ん? ああー、これならそっちの方がありかもな」

真純の言葉に、コナンの確保に動いていた小五郎が反応して
ドアのピンシリンダー錠を確認して言う。
それを見て、目暮が鑑識と打ち合わせて小五郎達が鑑識に場を譲った。


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