サイト「好きだ」ルイズ「私も、あんたが……サイトが好き」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:35:00.73 ID:kOeXCcBjO
「どうして私以外にも優しくするのよっ!」

ルイズはそこが不満であった。仮にも使い魔として主人に忠誠を誓い、剣を捧げたのならば一途であるべきだ。ところがどっこい、平賀才人と名乗るあの犬は、あっちに美少女が居れば尻尾をふりふり、こっちにお姫様が居れば尻尾をふりふり、おまけにルイズよりも小さい子にも尻尾を振る始末。去勢せねば。

「でも……見て見ぬふりはして欲しくない」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:36:52.77 ID:kOeXCcBjO
「……バカで悪かったな」
「サイト!」

涙が零れ落ちる寸前で、部屋の扉が開き、申し訳なさそうな使い魔がそこに佇んでいた。

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:39:55.87 ID:kOeXCcBjO
「シエスタのお尻触って、ごめん」
「絶対許さないから」
「すまねえ、すまねえ」
「何度謝ってもだめ。さっさと退いて」

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:41:56.25 ID:kOeXCcBjO
「ルイズ……その、本当にいいのか?」
「いいって言ってるじゃないの。早くして」

サイトは迷う。開き直ってみたら、案外ルイズは許してくれた。しかし、良心が痛んだ。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:43:39.60 ID:kOeXCcBjO
「わかったよ。ルイズが望むなら、誓うよ」

卑屈を克服したサイトは使命感に駆られていた。女の子にここまで言わせたのだ。幸せにしてあげなければならない。それが義務だ。

「ルイズは俺が必ず幸せにするから」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:47:17.25 ID:kOeXCcBjO
「あんた正直に言えばいいって思ってる?」
「嘘をつくよりはいいかなって」
「そうね。でも時には優しい嘘をついて欲しい時もあるの。たとえば自分の使い魔がメイドのお尻にキスした時とかね。わかる??」
「わかった。冗談ダヨ」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:50:05.61 ID:kOeXCcBjO
「もっと叩いて欲しいのか?」
「そ、そんなわけ……ないじゃない」

欲しがっているのはすぐにわかった。けれどサイトは叩かない。ルイズは守るべき主人。
さっき叩いたのは、ルイズのため。そうだ。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:51:31.48 ID:kOeXCcBjO
undefined


10:名無しNIPPER
2022/01/19(水) 00:52:05.86 ID:kOeXCcBjO
「ルイズ……痛くしないから」
「優しくしてくれる?」
「もちろん」

サイトはガンダールヴ。ルイズを守る剣であり盾だ。だから痛くしない。ルイズを傷つけない。余所見して泣かせたとしてもその度に泣き止ませる。ルイズのことが好きだから。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:53:02.10 ID:kOeXCcBjO
undefined


12:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 00:55:28.81 ID:kOeXCcBjO
「ルイズ、ルイズ、ルイズ!」
「ああ、だめよ、サイト! そんな激しいっ」

サイトは完全に火がついた。萌え盛った。


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