468: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/20(日) 17:13:39.45 ID:uk513V0l0
侑「イーブイ! 最後、決めるよ!」
「ブイ!!」
私の傍でずっと出番を待っていたイーブイが、フィールドに踊りだす。
かすみ「むむむ……ピンチです……。でも、かすみん負けるつもりはないですよ! ゾロア!」
「──ガゥッ!!!」
侑「やっぱり、最後はゾロアだね……!」
恐らくかすみちゃんが最も信頼しているであろう相棒、ゾロア。だけど、“イリュージョン”は使っていないから、真っ向勝負だ……!
かすみ「ゾロア! “ちょうはつ”!!」
「ガガゥッガゥガゥッ♪」
「…ブイ?」
ゾロアがベロっと舌を出しながら、尻尾を振ってイーブイを“ちょうはつ”してくる。
イーブイは明らかに不機嫌そうな顔でゾロアを睨みつける。
“ちょうはつ”は相手の戦意を刺激して、補助技を使わせなくする技だ。
侑「望むところだよ! こっちは最初から搦め手で戦うつもりなんてないし! イーブイ! “でんこうせっか”!!」
「ブイッ!!!!」
飛び出すイーブイ。一方ゾロアは、
かすみ「“みきり”!!」
「ガゥッ!!!」
初っ端から“みきり”での回避。
侑「最初から使っちゃっていいのかな!!」
“みきり”は使えば使うほど、成功率が下がっていく技だ。
それに隠しておいた方が便利な技でもある。だけど、かすみちゃんは最初からその札を切ってくる。
侑「2度目は外さない!! もう1度──」
かすみ「“いちゃもん”!!」
「ガゥガゥッ!!!」
「…ブイ」
今度は文句を付けるように、激しく吠える。イーブイはさらに不機嫌そうな顔になりながら、攻撃の足を止めてしまう。
リナ『“いちゃもん”されると同じ技が連続で出せなくなっちゃう!』 || > _ <𝅝||
侑「っ……! また、補助技……!」
かすみ「動きを制限した今のうちに! “わるだくみ”!!」
「ガゥ! シシシッ」
今度は自身の特攻を強化する、“わるだくみ”。
こっちの動きを制限しながら自分を強化して、有利に戦闘を運ぶつもりのようだ。
侑「相手を自由にさせちゃダメだ! “スピードスター”!!」
「ブーーイッ!!!!」
イーブイから星型のエネルギー弾が発射される。
“スピードスター”は相手を追跡する、必中技……!
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