473: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/20(日) 17:18:53.63 ID:uk513V0l0
リナ『マホミルは甘い匂いが好きだから、バッグの中に何か甘いものがあるのかも?』 || ╹ᇫ╹ ||
かすみ「甘い物……なにか入れてたかな……?」
しずく「そういえば、かすみさん。フソウ島でいろいろスイーツとか買ってなかった?」
かすみ「……あ、そうだった! いろいろ買い込みましたし……そういえば、侑先輩と歩夢先輩へのおみやげも買ったんだった!」
侑「え、おみやげがあるの!?」
かすみ「はい! ちょっと待っててくださいね〜……」
「マホミ〜?」
かすみちゃんはマホミルに見つめられながら、バッグを漁る。
かすみ「はい! これ、おみやげです!」
そう言ってかすみちゃんが取り出したのは──
歩夢「わぁ♪ これ、もしかして“アメざいく”?」
かすみ「ですです〜♪ すっごく可愛かったんで、たくさん買っちゃったんです〜♪」
様々な形をした、可愛らしい“アメざいく”だった。
いちごにハート、ベリー、よつば、おはな……とにかくたくさん種類があった。
侑「本当にたくさん買ったんだね」
かすみ「はい♪ その中でも、侑先輩にはこの“スターアメざいく”をあげちゃいます♪ 歩夢先輩にはこの“リボンアメざいく”をどうぞ!」
歩夢「ありがとう、かすみちゃん♪」
侑「ありがとう、かすみちゃん」
かすみ「どういたしましてです〜♪」
受け取った“アメざいく”はビニールを被せているのに、すごく甘くて良い匂いがする。
確かに職人たちの手で作られた“アメざいく”たちは可愛らしく、いつまでも見ていられるけど──ぐぅぅ……。良い匂いに食欲がそそられたのか、お腹が鳴る。
侑「……た、食べてもいい、かな……?」
かすみ「え、えぇー!? 食べちゃうんですか!?」
侑「う、うん……ダメかな……? すごい良い匂いするし……」
しずく「確かフソウ島の“アメざいく”は原料にも凝っているという話だった気がします。見た目もさることながら、味も絶品だったはずですよ」
かすみ「え、そうなの?」
しずく「なんで買った人が知らないの……」
かすみ「で、でもでも……そんな可愛い“アメざいく”食べちゃうのは勿体なくないですか……?」
しずく「かなり日持ちするとは思うけど……ずっとそのままにしておいても悪くなっちゃうだろうから、おいしい間に食べてもらっちゃった方がいいと思うよ?」
かすみ「……まあ、それはそうだけどぉ……」
侑「それじゃ、いただきまーす!」
袋を開けて、星型の“アメざいく”を口の中に放り込むと──まろやかな甘さが口いっぱいに広がる。
侑「おいひぃ……♪」
歩夢「侑ちゃん、よかったね♪」
侑「うん……♪ かすみちゃん、ありがとう……♪」
かすみ「いえいえ、気に入っていただけたなら何よりです! 歩夢先輩はどうします?」
歩夢「うーん……私はすぐに食べちゃうのは勿体ないって感じちゃうなぁ……」
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