483: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/21(月) 15:08:26.82 ID:1bK8AB/x0
ゴーリキーは自分の肩にぶつかった、ジュプトルの腕をがしりと掴んだ。
かすみ「え!? や、やば!?」
凛「“あてみなげ”!!」
「ゴーーーリキッ!!!!」
「ジュプトォ!!?」
ゴーリキーは身を捻りながら、ジュプトルを背負い投げして、地面に叩きつける。
「プ、プトォッ…!!」
地に伏せったジュプトルに向かって、
「リキッ!!!!」
ゴーリキーが腕を引く。
かすみ「やばっ!!? ジュプトル、回避!! 今すぐ起きて!!」
「ジュ、プ、トォッ!!!」
凛「“メガトンパンチ”!!」
「リキィッ!!!!!」
猛スピードで振り下ろされる拳を、跳ね起きの要領でギリギリ回避する。
──先ほどまで、ジュプトルがいた場所には、拳が突き刺さり、床板に風穴が空く。
かすみ「あ、あっぶな……!」
当たってたら間違いなく倒されてた……! ジュプトルはそのまま、ゴーリキーから一旦距離を置く。
かすみ「近付いたらダメかも……。じゃあ、遠距離攻撃に変更! “タネマシンガン”!!」
「プトルルルルルッ!!!!!」
近接攻撃でカウンターを狙われるなら、遠距離から攻撃しちゃえば問題ないはず……!!
凛「“ビルドアップ”!!」
「ゴーーリキッ!!!!」
りん子先輩の指示と共に、ゴーリキーはボディビルのようなボーズをしながら、筋肉に力を入れる。
力が籠もって、大きく盛り上がった筋肉は、飛んできた“タネマシンガン”をその身で弾きながら、
「リキ」
少しずつ前進してくる。
かすみ「き、効いてない……!? 遠距離攻撃じゃ威力が足りてないってことですか!?」
凛「もう、逃げ回らせないよ。“じならし”!!」
「ゴーリキッ!!!」
ゴーリキーがダンッと床に向かって、震脚し、地面を揺らす。
「ジ、ジュプトッ」
かすみ「わ、わわわ……!?」
もう体力が限界に近いジュプトルは踏ん張るのも限界だったのか、一瞬揺れに足を取られる。
その一瞬を見逃さず、ゴーリキーが走り出した。
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