502: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/22(火) 12:23:01.86 ID:lNytOG/10
かすみんも力が抜けて、しず子を抱きかかえたまま、へたり込んでしまう。
そこに──
「おーい!! 遥ちゃーん!!」
さっきかすみんたちを助けてくれた、バイウールーのトレーナーのお姉さんが、向こうから駆けてくるのが見えた。
遥「お姉ちゃん!! こっち!!」
どうにか、撃退にも成功したようだった。
かすみんとしず子は……どうやら、九死に一生を得たことをここでやっと確信して、安堵するのでした。
👑 👑 👑
あの後、気を失ったしず子をおんぶして、近くにあるロッジまで移動してきた。
どうやら、かすみんたちを助けてくれた人たちが借りているロッジらしい。
そこのベッドにしず子を寝かしつけ、遥──もといはる子が再び診察を始めた。
かすみ「あの……しず子は……」
遥「……とりあえず、症状は落ち着いてるみたいです。……目を覚ましてみないと、今後どうなるかわからないけど……すぐに大事に至ることはないと思います」
かすみ「ホント!? ホントに!?」
彼方「遥ちゃんが言うなら間違いないね〜。遥ちゃん、ずっとウルトラビースト症についてのお勉強してたから〜」
遥「……私は戦えないし、これくらいしか出来ないから……でも、症状が落ち着いてるというのは間違いないです。安心してください」
かすみ「……よかったぁ……」
遥「強く声を掛けたのが、よかったのかもしれません」
どうやら、かすみんの必死の叫びが届いたらしい。本当によかった……。
あとは、本部? とやらから、専門の治療をしてくれる人を待つだけですね……。
かすみ「あの、ところで……さっきから言ってる、ウルトラビーストってなんなんですか……?」
彼方「あ……流れで言っちゃった」
千歌「まぁ……巻き込んじゃった以上、説明しないわけにもいかないし、いいんじゃないかな」
穂乃果「緊急時どうするかは、私たちに任せられてるしね、へーきへーき」
……というか、しれっとこの地方のチャンピオンがいる気がするんですけど……簡単な自己紹介くらいならさっきしたとはいえ……結局なんなんでしょうか、この人たち。
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