521: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/24(木) 14:14:53.69 ID:ffPGApYk0
ルビィ「行くよー! ヒトモシ!」
「──トモシ〜」
ダイヤ「さぁ行きましょう、カリキリ」
「──カリキリ」
ろうそくのようなポケモンと、小さなカマキリのようなポケモン。
リナ『ヒトモシ ろうそくポケモン 高さ:0.3m 重さ:3.1kg
明かりを 灯して 道案内を するように 見せかけながら
生命力を 吸い取っている。 吸い取る 命が 若ければ
若いほど 頭の 炎は 大きく 妖しく 燃え上がる。』
リナ『カリキリ かまくさポケモン 高さ:0.3m 重さ:1.5kg
昼間は 光を浴びて 眠り 夜に なると より 安全な
寝床を 探し 歩き出す。 太陽の 光を 浴びると 甘く
よい香りが するので 虫ポケモンたちが 寄ってくる。』
今のウチウラジムのエキスパートタイプは、ほのおタイプ。そして、先代ジムリーダーのダイヤさんのエキスパートタイプは、くさタイプだったはず。
侑ちゃんもそれは知っているだろうから、その上でくさタイプに相性のいいワシボンを出さなかったということは──
侑「ライボルト!! ヒトモシに向かって“チャージビーム”!!」
「ライボッ!!!!」
開始早々、ライボルトの攻撃がヒトモシに向かって飛んでいく。
ルビィ「ヒトモシ、“ちいさくなる”!!」
「トモシィ〜…」
侑「くっ、避けられた……! ライボルト、畳みかけるよ!」
「ライボッ!!!」
ライボルトが侑ちゃんの指示でヒトモシに向かって飛び出して行く。
その際、一瞬だけ私に目配せをしてくる。
歩夢「……!」
侑ちゃんの言いたいこと、伝えたいことが自然とわかった。
──『ヒトモシは私たちが引き付けるから、カリキリをお願い!』
私はそれに応えるように、力強く頷いて見せる。
ダイヤ「──ボーっとしている余裕はありませんわよ!」
歩夢「!?」
ダイヤさんの声にハッとして視線を前に戻すと──カリキリがラビフットに向かって飛び掛かってきているところだった。
歩夢「避けてっ!?」
「ラビフッ!!」
私の咄嗟の指示で、ラビフットは身を引くものの、完全には回避しきれず、
「カリッ」
飛び掛かってきたカリキリが、ラビフットの脚に引っ付いた。
ダイヤ「“きゅうけつ”!!」
「カリ、キリッ!!」
そして、そのままラビフットの脚にガブリと噛みついてくる。
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