侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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524: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/24(木) 14:17:01.51 ID:ffPGApYk0

私は一度、深呼吸をする。

落ち着こう。落ち着いて、よく考えるんだ。

きっと何か打開する方法があるはずだ。

──もう簡単に諦めない。強くなるって、決めたから。

侑ちゃんの隣で、強くなるって、決めたんだから。





    🎹    🎹    🎹






──横で歩夢がダイヤさんに苦戦しているのが、目に見えてわかる。

どうにか、加勢したいけど……。


侑「“でんげきは”!!」
 「ライボッ!!!!」

 「トモシィ!!?」
ルビィ「わわ!? 回避率を上げてても、その技は当たっちゃう!?」

リナ『“でんげきは”は必中技! 侑さん、ナイス技選択!』 ||,,> 𝅎 <,,||

ルビィ「なら──“マジカルフレイム”!!」
 「トモーー!!」


ルビィさんの指示と共に、飛んできた青白い炎がライボルトに纏わりつくように燃え上がる。


 「ライボッ!!!!」
侑「ライボルト! 落ち着いて! そんなに威力の大きい攻撃じゃないから!」


炎を受け、慌てるライボルトを落ち着かせながら、ルビィさんを見る。


ルビィ「……」


ルビィさんは、目の前で戦っている私から、出来るだけ視線は外さないものの──さっきからチラチラとラビフットの方を気にしている気がする。


侑「リナちゃん」

リナ『なに?』 || ╹ᇫ╹ ||

侑「ヒトモシの特性って、もしかして“もらいび”だったりする?」

リナ『うん、そうだよ』 || ╹ 𝅎 ╹ ||

侑「やっぱり……」


ヒトモシの特性は知らなかったけど、進化系のシャンデラの特性と同じらしい。

あのロウソクの体は見るからに炎によって強化されそうだし……恐らくさっきから、ラビフットを気にしているのは、ラビフットからの炎攻撃を受けて強化したいからだ。

相手はほのおタイプのエキスパート。そして、今ルビィさんが一緒に戦っているダイヤさんはくさタイプのエキスパート。

姉妹の二人のことだ。くさタイプを使うダイヤさんをフォロー出来るポケモンを意識して使っているというのは、想像に難くない。

そのために、“もらいび”のヒトモシを使っているとなると、


侑「やっぱり、ルビィさんを自由にさせるわけにはいかない……」


今は歩夢を信じて、ルビィさんのヒトモシに集中しよう。



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