侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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525: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/24(木) 14:17:38.80 ID:ffPGApYk0

侑「ライボルト! “かみくだく”!!」
 「ライボッ!!!!」


私の指示と共に、ライボルトが駆け出す。

“ちいさくなる”のせいで技は当たりづらいし、“マジカルフレイム”の効果によって、特殊攻撃力が下げられている。

なら、接近して直接攻撃をした方が手っ取り早い。


 「ライッ!!!!」


標的は小さいけど、自慢の俊足で肉薄したライボルトは、しっかりと目標を捉えてキバを突き立て──た、と思った瞬間、


侑「うぇ!?」


噛み付いたはずのヒトモシが──ドロリと溶けた。


リナ『侑さん! “とける”だよ!』 || ˋ ᇫ ˊ ||

侑「物理もダメ……!」


しかも、その直後、


 「ラ、ライボッライィッ」


急にライボルトがたたらを踏みながら、むせ始めた。


侑「ライボルト!?」


焦ってライボルトを確認すると──口元から、何やら黒い煙が……。


侑「まさか、“スモッグ”!?」

ルビィ「えへへ、成功だよ! ヒトモシ!」
 「トモ〜」

ルビィ「そのまま、“たたり──」

侑「“スパーク”!!!」
 「ライボッ!!!!」

 「トモシッ!!!?」
ルビィ「ピギィ!!?」


その場で激しく“スパーク”し、すぐさまヒトモシを追い払う。

それと共に、ライボルトは後退し、一旦相手から距離を取る。


侑「あ、あぶな……! “どく”状態から、さらに“たたりめ”を受けるところだった……」


どうにか最大打点は防いだものの、


 「ライボ…」


“どく”を受けてしまったことには変わりない。このままだと、まずいかも……。

何か思い切った攻め手を打つべきか……いや、でも、


ルビィ「ヒトモシ! ライボルトから目を離しちゃダメだよ!」
 「トモッ!!」



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