13:名無しNIPPER[sage saga]
2025/05/16(金) 20:56:11.05 ID:LYl+0qW60
「…ずいぶん楽しそうだね」
「ん?」
枕を並べて横たわるキサキが、優しい手つきで先生の頭を撫でている。
「どうせなら膝枕でもしてやりたかったのじゃがのう」
「それはさすがに申し訳ないから」
「今日の先生はずいぶんつれないの」
「…普段の私はどうしているのか、あえて聞かないでおくよ」
「夢の中というのなら、いつもみたいにもっと好きに振る舞えばよいのに」
「冗談だよね?」
「ふふ…さて、どうじゃろうな?」
キサキは悪戯っぽく微笑んでから身をよじり、先生の首筋に顔を寄せた。軽く音を立てて、跡を残すように唇を押し当てる。
「…夢だったかはこれで判断するがよい」
「…」
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