12:名無しNIPPER
2025/07/31(木) 00:34:14.87 ID:r9ema6LhO
それから数日後。俺はある駅に来ていた。本当は使うべきではない情報を使っているのだが、まぁそこはどうとでも言い訳ができる。そのためにわざわざ私服で来ているのだ。
腕時計を見た。これで8回目ぐらいか。回数とは裏腹に、たった30分しか進んでいない。恋人を待っているような感覚とはこういったものだろうか?ある意味で俺は彼女に恋したと言えるのかもしれないな。ふん。
売店で買ったコーヒーの底が見えてきた頃、彼女は現れた。
「……あ」
「橘さん……1週間弱ぶり、かな?」
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