過去ログ - 【駒鳥の】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【帰り道】
1- 20
86:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/24(日) 00:19:59.38 ID:2Lqc5S60

ついでに、紅茶の葉も買いましょう。
甘い甘いお菓子と、温かく香り豊かな飲み物を。

私は歌うように、心の中で呟く。
まるでケーキの中に居るような、ふわふわとした心地良い気分だった。


  〜※〜※〜※〜


オーブンからは、いい香りが漂い始めていた。
後片付けもすっかり終わっていたので、私と薔薇水晶はのんびりと焼き上がりを待つだけ。

「……思ってたより……簡単だった……」

薔薇水晶は椅子の上で体育座りをしながら、そんな感想を口にした。

「あら、ばらしーちゃんはクッキーを焼くのは初めてでしたか?」

私が尋ねると、薔薇水晶は一度だけ首を縦に動かす。
それから、彼女は首をかしげて私をジッと見てきた。

「あら、私だって、そんなにお菓子を作ったりする訳ではありませんわ。
 それでも、クッキーは簡単な方なので、レシピもすぐに憶えてしまいましたわ」

それから私は、オーブンの窓をのぞき込んで様子を見てみる。
火力も弱すぎず、強すぎず。
きっともう少しで出来上がり。
 


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
342Res/324.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice