246: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:10:00.14 ID:Rqc4mdqT0
――特務機関ネルフ本部
そこは、ピンク色の肉片―――死体で埋め尽くされていた。
廊下には、戦闘員のボロボロになったヘルメットの他に、非戦闘員の服も混ざっている。
247: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:15:00.42 ID:Rqc4mdqT0
しばらく少年が廊下を眺めていると、向こう側から戦闘員がやってきた。
少年はソレを確認すると、SAAを素早く抜き、撃った。
もはや人間が認識出来るスピードではない。
その速さで銃を抜けるということは少年は人間ではないのだろうか?。
248: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:21:50.39 ID:Rqc4mdqT0
「訓練終了」
いかにも合成音声なアナウンスの声が聞こえる。
その瞬間、少年が倒した敵の戦闘員、非戦闘員が一気に消え去った。
249: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:22:44.86 ID:Rqc4mdqT0
このVR訓練場は、お菓子の家に設置されていた物だ。
ミサトが帰って、ホッとしたので、基地の中を探検していたとき、偶然、ここを見つけた。
その他、地下に武器庫、食料庫、車両庫等、いろんなモノが揃っていたが、
まさかVR訓練場があるとは思わなんだ。ドクオは一日中ソレで遊んでいた。
250: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:25:03.35 ID:Rqc4mdqT0
―――第二新東京市再開発地区
そこに、ある一人の少年がいる。
中学生くらいで、栗色の髪型をしている。それで、少し大きい体つきだ。
251: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:34:18.00 ID:Rqc4mdqT0
場所は変わって、お菓子の家である。
お菓子の家と行っても、お菓子で出来ている訳ではない。
鉄筋とコンクリートで出来ている。当然食えない。
252: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:35:48.58 ID:Rqc4mdqT0
「お前は誰だ」
少年はドクオを睨みつけたままだ。
その、少年の感情とは反対に、ドクオは半分ニヤけている。
253: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:44:00.18 ID:Rqc4mdqT0
「てめぇ!殺してやる!」
と言ったのはいいものの、少年の手足はベッドに縛り付けられているし、
何故縛られているのかもわからない。
254: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:47:07.51 ID:Rqc4mdqT0
('A`) 「毎日監視してるんだから、監視してる奴の名前くらい覚えとこうよ」
「ということは、まさかお前は―――」
少年はひらめき、目を見開いた。
255: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:48:26.59 ID:Rqc4mdqT0
256: ◆FVcQHgh3kU
2011/04/23(土) 16:57:34.90 ID:Rqc4mdqT0
―――第一中学校
「そんな…」
上官からの知らせで、恋人でもある少年を亡くした事を知る、一人の活発そうな女の子。
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