過去ログ - 上条「なんだこのカード」その2
1- 20
101:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/10/14(木) 05:36:18.54 ID:HDI5lWwo
佐久「糞、山手がやられたか」

一番最後尾で銃を構える大男の視界内で、一番先端に立っていた男が倒れ込んだ

急に現れた人間の射撃によるものであることは間違いないだろう

迎撃はあるだろうとは思っていたが、まさかこの通路の壁を破って現れようとは

足元にある最低限レベルの赤灯の光を反射してる、継ぎ目のない金属のような光沢を放つ壁

これではどこから奇襲が来るか分かったものではない

定石通り、小隊を割っていなければ一方的な展開だっただろう

手塩「敵も、その判断力を踏まえれば、侮れないな」

暗がりの中で、赤外線スコープすら満足に扱えない状況で敵の急襲。芳しくない

先程敵が現れた場所は、壁の部分にぽっかりと空間が空いている。が、あそこからもう一度出てくるかは判断出来ない

幸いなのは、敵にも銃弾が当っているであろうことだ

今この状況で考える最重要なことは、残った二人の動き方である このまま空間を広く開けたままにして迎撃するか、背中合わせで迎撃するか

広く空間を開けるならば、背後を見張るためお互いがお互いを見つめるようにして立つことになる。背中合わせならば、この細長い通路の入口 側と第五隔壁側を一人づつが監視するという方法になる

最初に山手の方を見ながら登場したことから、敵は電子機器の反応からマッピングしていたのだろう。よって、先程の攻撃をしてきたときにその罠にもう一度引っ掛かることは無い

つまり、敵(佐天)はこちらが何処に居るのか分からないのだ

無論、こちらも何処から出てくるか分からないという点はあるが、そういう条件では対等だ。そしてこちらは人数が多い

可能性としては向うの援軍があってもおかしくは無いだろう。しかし攻撃してきたのは一人だ。人員が居るならば3人程度一 斉に潰しに来ない理由が無い

それをしてこないという事は、居ないか、今は出てこないということになる。ならば、叩くのは今だろう

積極的に動くのに適して居るのは、この場合背中合わせだ。一気に第5隔壁前まで移動してしまえば、後は両者とも背後の入り口側を警戒すればいいのだから

それもこれも、敵が負傷して機動力を削ぐことが出来たということが根源にあり、また敵が一人という事が分かったからでもある

佐久「手塩!俺がそっちへ行く!」

一番入り口側の佐久が、第5隔壁との中腹に立つ手塩の元へ。その発言と行動から、手塩は佐久がどう考えたのか把握した


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1215.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice