803:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 02:39:04.62 ID:YJTWE+ixP
白井「……お姉さま?」
彼女が起きた時、その名前の人は居なかった
代わりに、同じように隣のベッド上で上半身だけを起こしている少女が応えた
絹旗「お姉さまなんて、レズビアンか何かなんですか?」
白井「……そういう関係だったらどれほど良かったか」
絹旗「うわぁ、本当にそっち系だったとか、同室なのが超不安です」
白井「ふん。こんな小娘とお姉さまでは雲泥の差ですの。全く興味がわきませんわ」
絹旗「同性愛を考えてる様な人の判断基準なんて正確さから超離れてるものですから、悔しさなんてちっともですよ」
白井「ああん? 胸もタッパも無い様な小娘が何を」
絹旗「そっくりそのまま同じ言葉を返しますよ」
白井「ぐぬぬ。っというか、なんであなたみたいなのがここに?! というかここはどこですの?」
今更になって頭を抱えて悩む少女が有った
絹旗「どこってそりゃ、超病院ですよ」
白井「"超"、病院……? 初耳ですの」
二人とも同じ患者用の衣類を身につけて、清潔そうな部屋に寝ているのだから、この場所はひとつしかないだろう
絹旗「ああもう! 私と同じ部屋ってことは、第一学区で被曝したんじゃないんですか?」
白井「第一学区で……。初春ッ?!」
今度は頭を少し派手に振って、同じ部屋に初春と呼ばれる少女が居ないか探し出す。勿論、居ない
絹旗「さっきから超元気な人ですね。初春さんって言うのは、私達と違ってまだ面会謝絶の人の事で間違っては?」
白井「面会謝絶、ですの?」
絹旗「私もさっき目が覚めたところなので詳しくは言えませんけど、被曝の度合いが酷いとかで」
白井「初春……」
絹旗「でもまぁ、大丈夫みたいですよ。私達がこうして会話できる程度までは超元気な様にね」
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