859:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/02(水) 01:22:48.02 ID:QdSb/MA2P
しばらく、笑い声が使用されていない地下鉄道の細長い空間に響き続ける
だが、その笑い声に、フフフフ、と、女性の声が混じりだした
ローラ「フフフ……ならばなぜ、今まで衝撃の一つもこの地下まで伝わらぬのかしらね?」
860:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/02(水) 01:23:56.50 ID:QdSb/MA2P
各宗派、各宗教の聖都となっている場所には、ローマの終末宣言に対応し、信仰と言う術式を用いて、結界が貼られることになる
怯える信徒を、宗派という内憂とローマのような存在という外患から、更には自然に発生する大災害や破壊天使達から守らねばならない
それは、その宗の頂点である人物が行うものであり、究極的にヒエラルキー構造を持ってしまう宗教というものの特性が導く帰結だった
861:正直チャイ語は分からん[saga]
2011/02/02(水) 01:25:05.90 ID:QdSb/MA2P
海原を郭に任せた半蔵は、隠れ家から見かけたその男を追っていた
街灯の下に一瞬だけ写ったその男は、すぐに建物の影に消えたので、彼は最早勘と言えるもので動いていた
ここは、第三学区である。言うなれば、学園都市内での学園都市外の組織の最大の拠点
862:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/02(水) 01:27:02.17 ID:QdSb/MA2P
「進行具合はどうなっている」
米軍占領部隊の司令官の一人である女性の大佐が、研究員に尋ねた
「芳しくないですね。もう少しはマシな状況かと思っていましたが、銃弾を撃ち込まれた挙句、入っていたトレーラーそのものに何か恐ろしい加重がかかったみたいで、完全に押し潰れていましたから。殆ど作り直しみたいなものでしたよ。このままでは予定時間ギリギリか、最悪の場合は」
863:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/02(水) 01:28:15.49 ID:QdSb/MA2P
第7学区の病院の廊下で、一方通行はガラス越しに病院の外の駐車場を見ていた
そこでは、病院の防衛部隊とアメリカ軍に挟まれた中央に机が有り、二人の男が立っている
一方はカエル頭の院長であり、もう一方は軍人だ
864:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/02(水) 01:29:10.53 ID:QdSb/MA2P
見つけた
彼は、あの時隠れ家から見かけた男の背中を、ようやく、しかもほとんど偶然に、見つけた
彼がその男を追った原因は、彼がこの世に存在する訳が無いからである
865:本日分(ry チャリでこけると股間が痛いNE[saga]
2011/02/02(水) 01:33:03.27 ID:QdSb/MA2P
?「だが結局、そこには何の答も無かったよ。結局有ったのは、私の記憶の中の駒場利徳だけだった」
半蔵「なんだと? お前、何を言ってやがる?」
?「もちろん、君についての記憶もある。服部半蔵。最初に彼女から君の名前を聞いた時は、思わず吹き出してしまったぐらいに、君の名前には驚いた」
866:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/02(水) 01:45:02.49 ID:CcSFlb9Mo
無理して終わらせないで三周目突入しちゃえよ
867:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/02(水) 07:38:35.72 ID:E3HcppyRo
いいや、これは三週目突入だね!
868:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/02(水) 16:31:55.95 ID:IqDN5kjDO
もう「誰もが笑って誰もがry」って終わりは迎えられないよね
上条さん(中の人)の初動ミスが大きかった
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