過去ログ - 上条「なんだこのカード」その2
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887:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/07(月) 08:24:38.19 ID:MkIBRDJ+P

垣根「ああ、言い切るぜ。お前らには俺の言葉を信じる以外の選択肢が無いんだからな」

建宮「なんだと?」

垣根「天草式がどの程度の戦闘力を持っているのか完全には把握してねえが、所詮は一小魔術組織だ。相手になると思ってんのか、アメリカって国家を相手に、目の前の俺を相手に」

建宮「国家を相手には出来ないかもしれんが、お前さんを相手にするぐらいなら出来ないことはないと思うのよな」

垣根「無理だと思うぜ?」

言うと、垣根帝督は見せつけるように右手を死体の方向へ向けた

たったそれだけで、その死体は一瞬で白い灰となった

垣根(すまねえな。日本人の俺は火葬しか知らねえんだ)

心の中で詫びを入れたその行為は、天草式の人間にとっては威嚇として映る

建宮「……その程度なら、全然、相手になるのよな」

垣根「なんだと?」

学園都市という存在を知っている彼らにとって垣根の示威行為は、確かに脅威だが、能力者の能力行使程度にしか思えなかった

そしてなにより彼らは、最初から交戦の可能性を考えてここに立っているのだ

その配置にも、場所にも意味が有る

構えた剣先をゆらりと動かしたかと思うと、建宮斎字は一瞬で距離を詰め、垣根の首のすぐ前に剣を置いていた。首などすぐに刎ねられそうだ

地脈や風水の影響を考慮した、インスタントな、先程建宮が立っていた場所だけに限られた、高速移動の術式

垣根「やるじゃねえか」

建宮「命を取る気は無いのよ。だが、俺達はこの程度の実力はあると警告したかっただけなのよな」

垣根「ああ。認識を改めさせて貰うぜ」

垣根は目の前のフランベルジュと言われる大剣の剣肌をなでた

垣根「だが、それじゃ届かねえよ」

言い切った直後、彼の背中の服が裂け、そこから飛び出す白い濁流となった翼が、天草式全員を取り囲むようにして展開し、彼らの武器の全てを解け落としてしまった



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