913:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/12(土) 01:38:29.19 ID:hj2t/feYP
先程の妨害のせいか、宙に浮かぶ巨人はじっと二人を見下ろしていた
「……だろうな。だが、攻撃手段のハッキリしている奴は、単純にエネルギー量だけみれば他の形態の比ではないが、単純な分やりやすい」
一方「戦うんじゃ無く逃げたり守ったりするのにはな。お前たちの特攻じみた盾のやり方にも向いてるだろォが、それじゃァいつまで経っても倒せやしねェ」
「いや、時間さえ稼げればいい。だから今の様に、私達を狙っているのは助かるんだ、ッ!!」
言葉の最後が一方通行の耳に入った時には、二人とも飛び上がった後だった
三又鉾にまたも明りが灯り、そして巨人の双眸は、巨人よりも上空に飛び上がった彼らをハッキリと捉えている
地面に居ては仮に回避できても、周囲に影響が出る。故に彼らは飛び上がった
灯り方にも熱量の増加速度も全てが同じだった。ただ一つ、先程と違うのは、巨人が何かを唱えているということ
一方「………何言ってやがる?」
その声は、ほぼ真横に居た駆動鎧にも伝わった
「この機体が言うには、ヒンディー語に近い、サンスクリット語と言う奴だそうだ」
一方「ほォ、ンなことも分かるのか。便利だな」
「我がアメリカの最新鋭装備なんだ。この程度の解析、ワケは無い」
一方「それで、なンつってんだ?」
「残念だがそれは分からん。来るぞ!」
予想した通り、真っ直ぐに青白い炎が圧縮された光線が二人へめがけて伸びてくる
一方「肝心なとこ全然役にたたねェじゃねェかよォ!!」
言って二人は反対方向に離れた。一方通行は更に上空に、未元物質の翼を生やした駆動鎧は地面に
同じ高度を同じ速度で飛行していたのも、攻撃を安全に回避し、流れ弾となった光線が安全な上空へ流れさせる為
天へ伸びるのであれば、その熱光線がどこまで伸びようとも問題は無い
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