264:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/02(木) 18:58:51.30 ID:9uKuhnc0
重慶ギガノス軍基地 近郊
見晴らしのいい平原で海晴とハルヒが向かい合っていた。
五歩ほどの距離。話をするには充分で、掴みかかるには遠い位置で、強く瞳孔を光らせるハルヒが先に口を開いた。
ハルヒ「連邦軍の天使中尉と天草三等空士ね」
海晴「えぇ、ギガノス軍涼宮大尉と……」
ハルヒ「こいつは部下のキョン。気にしなくていいわ」
キョン「おいてめぇ」
ハルヒ「こっちはマチルダ・アジャン中尉を連れてきたわ。有希はどこ?」
やや後方でギガノス兵に拘束されたマチルダがいる。それを確認して海晴はドラグナー1型で控えているシノに連絡をした。
シノはD−1のハッチを開けた。そこには電磁ロックをかけた長門がいた。
キョン「長門!」
コクピットから降りてくる長門を見て、ハルヒは安堵の息を吐いた。
海晴「それじゃあ、互いに一歩ずつ」
ハルヒ「えぇ」
ギガノス兵が連れてきたマチルダ中尉をキョンが受けとる。
シノとキョンは二人とも短銃を持って捕虜の横に侍り、海晴とハルヒが合図を出すごとに一歩ずつ前に進んだ。
長門とシノが海晴の横を、キョンとマチルダがハルヒの横を通り過ぎる。
四人の影が直線に並んだとき、キョンとシノが銃を下ろし、拘束を解いた。
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