458:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/04(金) 20:07:44.08 ID:+wVdkKfg0
ハルナ「ちょ、ちょっと夕映、何してんの!」
夕映「アリーヌさんを止めなければ!」
その時、まだ開き放しだった回線から聞いた事のある声がした。
『ゲッターチーム、聞こえるか、ゲッターチーム!』
ハルナ「レビル将軍!?」
『ジオンのダブデに向かっているガンタンクを止めてほしい。あれは自爆をするつもりだ!』
ハルナ「なんですって!?」
夕映「くっ! アリーヌさん!」
『あれにはクライド技術中尉が乗っている……彼は……彼は二重間諜<ダブルスパイ>だ!』
夕映「!」
のどか「スパイってことは……」
夕映「飛ばしますよ、二人とも!」
速度計がマッハのレッドラインを振り切る。
ゲッター1が流星のようになって雲を抜けたとき、黄土色の戦場が視界に映る。
どこで何が起きているのかもわからない点と点のぶつかり合いの中、夕映ははっきりとダブデとそこに猛進する戦車を見つけた。
戦車――突撃形態となったRTX-440陸戦強襲型ガンタンクはホバー移動するドムがジャイアント・バズを構えた直後に俊敏な動きで足下に潜り込み、30ミリ機銃と大型火炎放射器で薙ぎ払っていく。
夕映「早まったことなど、止めなくては!」
直行するゲッターの目の前で、阻むものを全て排除したガンタンクはダブデの右ホバー部にぶつかろうとする。
だが、衝突の寸前にダブデは急停止し、機対艇はメートル未満の距離で睨みあう事になった。
『まさか、君は……アリーヌ!? アリーヌなのか!?』
『この声は……クライド!』
ダブデのスピーカーからの声にアリーヌが再び回線を開いた。
873Res/1196.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。