471:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/06(日) 16:35:39.12 ID:LgOdm9Bg0
ガルーダ「ミーアァァァァァ!」
ミーア「ガルーダ様……御武運を!」
どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん! 戦艦グレイドンが戦域に突入するのと、デモンが爆ぜるのはほぼ同時であった。
ガルーダ「ミーアァァァァァァァァ!」
球状に炎が広がり、その中から、装甲の半分以上が溶けたコン・バトラーVががしゃんと音を立ててくずおれる様など、ガルーダは見てはいなかった。
ガルーダ「遅かったか! すまぬ、ミーアよ……安らかに眠ってれ……むっ!」
最も忠実であった部下に、哀悼の念を送っていると、爆発からやや離れた地面で蠢いている何かを発見した。
ガルーダ「み、ミーア、生きていたのか! 今助けるぞ!」
ガルーダは迷わずグレイドンを上半身だけのハーフロイドの真上へやり、自ら回収に降り立った。
ミーア「う……ガルーダさま……ミーアは」
ガルーダ「喋るな、ミーア!」
以前は毛嫌いしていた紫色の皮下循環剤に塗れた女の上半身を貴公子は抱き上げた。
損傷は大きいが、冷凍して修理すれば直るはずだ。ガルーダはロープに捕まってグレイドンを発進させるよう命じる。
ガルーダ「ミーアよ……俺はとんでもないあやまちを犯してしまったようだ……許せ……」
目の前では、爆発の衝撃からコン・バトラーVが起き上がりつつあった。
翠星石「が、ガルーダ……きやがったですね……しょ、勝負なら、受けてたつですよ……」
強がって言うものの、コン・バトラーVのサーメット装甲は本来のツヤをすっかり失っている。
おそらく、内蔵武器のほとんどが使い物にならない上に、得意の超電磁エネルギーの攻撃にも耐えられない状態だろう。
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