683:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/03/06(日) 18:13:34.30 ID:vFt0CWIc0
北米大陸 テキサス州 ゴラオン
ジオン軍のガルマ・ザビを撃破したゴラオンは南米大陸のジャブロー基地との連携を取るために、大陸南端部に乗り出してきていた。
マチルダ「ガンダム及びコア・ファイターのパワーアップパーツ及び、オーラバトラーにも搭載が可能と思われる部品とその他の補給物資をお持ちしました。こちらがリストになります」
エレ「お預かりします。ありがとうございます」
マチルダ「報告の参考までにお訊ねしますが、これからエレ女王はどうなされるおつもりでしょうか?」
エレ「そこまでかしこまらなくてもよろしいですよ。我らは異邦の者ですから」
マチルダ「は。了解しました」
エレ「ゴラオンはこのまま南下して、ジャブローにある連邦基地との連絡を交換したいと思っております。必要ならば、エイブ艦長に言って航空地図をお渡ししましょう」
マチルダ「これは……あくまでも私の独り言として受け止めてくださるとありがたいです」
エレ「……なんでしょう?」
マチルダ「ジャブローとは連絡を取らないほうがよろしいかと思います」
エレ「どういうことですか?」
マチルダ「ジャブローは協力を取り付けるどころか、あべこべにゴラオンの戦力を接収しようとするでしょう。そしてそれを拒否したとき、ジオンを倒した後の標的が新たに増える可能性が非常に高いです」
アリサ「なぁに、それ!? ジャブローっていうのはそんなにヤなオヤヂの集まりな訳!?」
ブリッジに入り込んできたのは、アリサ、すずか、なのはだ。
声高な少女を見て、マチルダはやや驚いたようだったが、すぐに思い出す。
マチルダ「あなたたちが、ガンダムのパイロットなのね。はじめまして」
すずか「は、はじめまして」
マチルダ「あなたが月村すずかさんね」
すずか「どうして私の名前を……?」
マチルダ「あなたのお姉さんの忍さんとはお知り合いなの。心配していましたよ、あなたがガンダムに乗っていると聞いて」
すずか「ご、ごめんなさい……」
マチルダ「ふふ、伝えておくわ。でも、こうも言っていたわよ。あの子なら、うまく扱えるでしょうって」
すずか「そ、そんなことは……」
アリサ「そーんなことあるんですよ! すずかは本当にガンダムをこの中で一番うまく扱えてるんです! ねぇ、なのは?」
なのは「はいっ! すずかちゃんがいなかったら大変なことがいっぱいです」
三人の応酬にマチルダは穏やかな笑みを浮かべていた。
短くまとめられた髪、きゅっと引かれたルージュ、メリハリのきいたボディラインと女性士官の軍服。
マチルダ・アジャン中尉にすずかたちは大人の女性の美しさを見た。
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