951:>>1にかわりましてカキネがお送りしす[saga]
2011/02/21(月) 22:59:43.90 ID:OYMd3gW10
アックア「不要な干渉は無用。違うか?」ギロッ
テッラ「そう言わずに」ニコニコ
阿呆か。教える訳がなかろう。前後方は呆れて溜息をついた。
しかし、予想外の声。
フィアンマ「前方は英国のとある『魔術師』からの議案書。後方も英国のとある『要人』からの親書と、各国の知人からの手紙だ」パラパラ・・・
ヴェント「っ……貴様」ギロッ
アックア「告げ口とは……あまり良い趣味とは言えないのである」ギロッ
コイツの事だ。何もかもお見通しでも不思議ではない。
しかし、個人のそれをばらすのは流石に褒められた事ではなかった。
フィアンマ「別に良いだろう。その程度……それとも何か、我々に知られると拙い事でも有るのか?」チラッ・・・
ヴェント・アックア「「……」」グッ・・・
フィアンマ「……ふんっ」パラッ・・・パラッ・・・
拙い……という程のモノではないが、知られれば此方として気持ちの良い話では無い。
テッラ「ま、まぁまぁ。何も詳細まで教えろなどと言ってませんから、ね」ニコッ
フィアンマ「次ー」パタンッ
テッラ「もう読み終わったのですか? はいはい……あ、これどうぞ」スッ・・・
先程右方が呼んでいた漫画を差し出す左方。
正直、気になる。前後方は一瞬顔を見合わせ……共に手を伸ばした。
アックア「うむ」パシッ
テッラ「ふふふ」ニコッ
ヴェント「……」チッ・・・
リーチの差で後方が漫画を受け取った。
テッラ「ああ、別の漫画も数冊ありますから呼んでも良いのですよ?」チラッ
ヴェント「……別にいい」イラッ・・・
してやったりというニヘラ顔が癇に障った。もう意地でも読むものか。
前方は野郎共を放っておき、次の書簡へと手を……
アックア「む……」パラッ・・・
ヴェント「……」ピクッ・・・チラッ
アックア「そういう……事であったか……」パラッ・・・パラッ・・・
ふいに先程の右方と同じ様に声を上げる後方。何事だ、と前方は動きを停め後方を睨んだ。
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