952:>>1にかわりましてカキネがお送りしす[saga]
2011/02/21(月) 23:02:50.31 ID:OYMd3gW10
テッラ「んふふ。お分かりいただけました?」ニコニコ
アックア「ああ……これは、これで……」パラッ・・・ジー・・・
フィアンマ「いくら堅物の貴様とはいえ、流石に気付いたか……おい、次だ」パタンッ
テッラ「早過ぎですよ。しっかり読んでます?」キョトン・・・
フィアンマ「読むだけなら聖書より容易かろう。まずは全てを読む。その後に自己解釈するつもりだ。いいから寄越せ」ホレッ
テッラ「はいはい」スッ
既に三巻目に突入した右方。左方は一度全て読み終えているのか、適当な巻を拾って読み出した。
後方はじっくりと……前のページまで振り返りながら読んでいる。
ヴェント(……コイツら)イライラ・・・
喧しい……がしかし、これでは自分が少数派。もはや何を言っても無駄ではないか。
前方は歯痒い思いで書面に戻った。
アックア「アレイスターが失踪したのはWWU(第二次世界大戦)直後だったな。という事は……」フム・・・
テッラ「ほう、そこに気が付きましたか。良い観点を御持ちで……ただ『あの』アレイスターが、『今の』アレイスターかは疑問ですよ」
フィアンマ「ふんっ。そんな事は如何でも良い……問題は、もしこれに影響を受けているとしたら、それは……」パタンッ・・・
テッラ「ええ。ちょっとした面白い事になるでしょう。あ、次これを読んでみては?」スッ・・・
フィアンマ「……これは?」ジー・・・
テッラ「読んでみてから考察を」ニコッ
ヴェント(え……なんだ? 学園都市の話をしているのか?)チラッ
テッラ「……前方(貴女)も読みまs――」スッ
ヴェント「いらない」ギロッ・・・
テッラ「――おお、怖い怖い」クスッ
良い気になりやがって……前方は極度の苛立ちと、野郎共の声が気になって文面に集中できなかった。
余談だが、書簡は英国の『自分と似た境遇』の魔術師が、自分に向けて宛てたもの。
書き出しは『最近、また、我々と似た境遇の人間が増えてきている。話を聞いて頂きたい』という文章。関心有る話だった。
だがしかし、中々続きを読めない。
アックア「……英雄(ヒーロー)か」ボソッ・・・
テッラ「ええ。しかしその表現は個人的に好きではありませんね。まぁ言ってしまえば宗教観が無いのも漫画の特徴ですが」
フィアンマ「『主の使い』がその英雄なのだろう。つまりは天使か……ふむ」
アックア「では、その仇敵が悪役(ヴィラン)であるか?」
テッラ「よくよく読んでみると英雄と悪役が混同し始めますけど……おや、やはり読むの早いですね」チラッ
フィアンマ「ん……人類は『核』に勝てるか、か……最大の課題だな」
テッラ「それはそれは。『核』の存在は『科学』。そう思っていた時期もあったのですが、読んでから考えが変わりましたよ」
フィアンマ「『核』は既に科学の手から離れてしまっている。『核』は『核』という一、存在……」
今度は何だ。英雄? 天使? 核? 哲学でも論じているのだろうか。
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