過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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427:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/09(日) 18:17:32.87 ID:WLLo9GDDO
一部にはウケてるみたいだし>>1も禁止してないから、温かい目で見てやると良いさ
まぁなかなか言い出しにくい事を言ってくれたのは嬉しい事だが変な議論で無駄に消化していくのは多くの人が避けたい事だろうし


428:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/10(月) 16:59:48.72 ID:Tb15Mm0AO
 地を穿つは漆黒の爪。
 天を裂くは破滅の咆哮。
 永久凍土に舞い降りた死を纏う龍は終焉の鎮魂歌を奏でていた。
 真っ白なステージの上で終焉の舞を踊るのは澪。
時に荒々しく、時に優雅に刻まれてゆく剣閃は人の域を越えた者にしか出せない閃きだ。
以下略



429:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/10(月) 17:00:28.24 ID:Tb15Mm0AO
澪「くっ……!」

 言わば難攻不落の要塞であるその領域の中に、タナトスの爪はあっさりと侵入してきた。
澪は咄嗟に刀を盾にし、それを中心に氷の壁を形成する。
だがそれでも澪の身体の数十倍はある爪の勢いは消えず、力任せに大きく押し出された。
以下略



430:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/10(月) 17:01:05.04 ID:Tb15Mm0AO
澪「はっ……はっ……」

 餌をねだる犬のような息遣いは次第にその声色を変える。

澪「ははっ……はははっ!」
以下略



431:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/10(月) 17:01:44.20 ID:Tb15Mm0AO
 地に突き立てた刀を引き抜き、タナトスにその切っ先を向ける。
タナトスはそれをじろりと見つめると、耳を劈く咆哮を上げた。

澪「負け犬の遠吠え、だな」
以下略



432:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/10(月) 17:02:19.55 ID:Tb15Mm0AO
 不安定な足場はタナトスの身震いによって更に不安定となる。
やがて呻き声を上げたタナトスは首を大きく震わせ、澪の身体を宙に投げ出した。
 赤い瞳が妖しく輝く。
 大きく開いた口からは巨大な砲台がせり上がってきた。
以下略



433:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/10(月) 17:02:58.46 ID:Tb15Mm0AO
 その身に風を纏い、敵の牙城を駆け抜ける。
立花 姫子と佐伯 三花は順調にその歩を進めていた。

姫子「待って。そこは右に曲がって」
以下略



434:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/10(月) 17:05:35.79 ID:Tb15Mm0AO
姫子「……っ!」

 そうこうしている内に視界の奥で数名の人影が蠢き出した。
それぞれの手には重々しい銃器がある。
以下略



435:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/10(月) 17:06:39.48 ID:Tb15Mm0AO
 怒号を上げてトリガーを絞る男達が一人、また一人と倒れてゆく。
鋭利な爪が貫くのは足、手の甲、どれも急所ではなく、しかし動きを抑制するには充分な箇所だった。

三花「しかも歯応え無いし──」
以下略



436:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/10(月) 17:07:34.30 ID:Tb15Mm0AO
 爆発音、男達の悲鳴、飛び散る血が阿鼻叫喚の地獄絵図を造り上げる。
 抱き合うように倒れ込んだ姫子と三花はその光景に思わず身震いした。

三花「なに……これ……」
以下略



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