過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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488:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 01:35:54.12 ID:uD4DeO0AO
 やはり子供騙しの生半可なスピードでは相手にならないのだろうか。律は心中で毒づきながら紬の方を見た。
 皆殺しにするとは言ったもののやはりかつて慕っていた男と対峙するには精神が幼過ぎたのだろう。
敵前であるにも拘らず、ただ拳を作って目を伏せていた。
ならば頼れるのは彼女しかいない──。
以下略



489:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 01:36:25.45 ID:uD4DeO0AO
純「刹那──」

 二つの眼でしっかりと標的を捉え、錬磨した闘気から打ち出されるのは全てを打ち砕く打撃。

純「五月雨打ち──!」
以下略



490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 01:37:00.90 ID:uD4DeO0AO
斎藤「ふん、貴様クラスの者にでしゃばられると厄介なのでな。だから……」

 斎藤がそう呟いている内に純は空中で身を翻し、追撃を放たんとしていた。

斎藤「跪け」
以下略



491:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 01:37:31.19 ID:uD4DeO0AO
 斎藤は床に吸いつけられている純をサングラス越しに冷淡な瞳で見下し、おもむろに片足を上げた。

斎藤「だがそれは恥ずべき事ではない。人の身から人の身を持って生まれたのなら、せめて人のまま死ね」

 斎藤の革靴の底が何故か純には大きく見えた。
以下略



492:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 01:38:06.93 ID:uD4DeO0AO
 二人が半ば諦めていた時、絶望を照らすように彼女の金色の髪の毛が舞った。

紬「止めてっ!!」

 倒れ伏す純を横切り、紬は力任せに、単調に、握り締めた拳を斎藤の鳩尾に捩じ込んだ。
以下略



493:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 01:38:35.60 ID:uD4DeO0AO
 斎藤と対峙した時、恐らく紬は使い物にならないだろうと律は踏んでいた。
 ならば先陣を切って低下した士気を底上げしてやるのが軽音部部長の自分の役目だろう。
先の特攻はそう思っての策だった。

律「さぁて、人の心配してる場合じゃないなっ──」
以下略



494:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 01:39:02.04 ID:uD4DeO0AO
 軽音部対他の部活の抗争の際に彼女が颯爽と現れ、まるで大仰な顔見せのように放った技。
それの上位互換となる技が放たれんとしていた。

純「暴飲暴食──」
以下略



495:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 01:39:29.27 ID:uD4DeO0AO
斎藤「ぐぅ……っ!」

 脇を固めて両腕を盾にし、暴飲暴食を真っ向から受け止める。

多大な衝撃を受けた手首からは噴水のように血が噴き出した。
以下略



496:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/24(月) 01:41:57.42 ID:uD4DeO0AO
斎藤「偉大なる俺と対峙する事を許そう」

純「これが言葉の重み…!」

そんなノリ


497:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/24(月) 02:15:54.72 ID:3oZ4UTxAO



498:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/24(月) 02:55:01.69 ID:ZS62MDdno
切なさ乱れ打ちってそんな技だったか


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